【医療現場で使えるアロマオイル】精油の効果と論文紹介～ローズマリーの集中力アップ効果～
はじめに
こんにちは！RERAXです🌿
あっという間に年末が近づいてきましたね。年末の大掃除や今年中にやらなければならないことが山積みですが、結局一つ一つ集中してこなすことが大事ですよね。
その時々に向き合うことに集中させてくれる、ローズマリー精油について今日は勉強してみました！
ローズマリーのアロマオイルの効能
こころ
香りが脳に刺激を与え、スッキリとさせてくれます。
また、気持ちが散漫になっているときや、心が疲れているときにも、向き合うべき物事に集中する力を養ってくれます。
からだ
ローズマリー精油は、海馬に刺激を与えることが近年の研究で明らかになってきています。脳が活性化し、眠れなくなってしまうこともあるので、なるべく午前中に使用しましょう。
お肌
収れん作用や血行促進作用があり、くすみやたるみが気になるお肌に透明感を与えます。
ニキビや吹き出物が気になるときは、精油入りの化粧水でケアも良いでしょう。
ローズマリーとは？
ローズマリーの香りは、昔から記憶力を刺激すると信じられてきました。古代ギリシア・ローマ時代、学生たちはローズマリーの冠をつけて勉強したといわれます。
基本情報
原産地：地中海沿岸
抽出部位：葉
抽出方法：水蒸気蒸留法
主な成分：1,８シネオール、α-ピネン、カンファー、ボルネオール、酢酸ボルニル、カンフェン
香りのイメージ（ローズマリー・シネオール）
スッキリと透明感のある香り
使用上の注意
乳幼児、妊婦、高血圧症やてんかんの患者は使用に注意
ローズマリー精油の使用方法
主な使用方法
芳香浴、沐浴、ボディトリートメント、スキンケア、ヘアケア
活用例
目を覚ましたいときは、シャワーの足元に１～２滴落としてみましょう。
ローズマリーの効果に関する論文紹介
抄録
コルチゾール、αアミラーゼ、および免疫グロブリンAの唾液中レベルは、急性期ストレスマーカーとして測定される。 しかし、慢性ストレスを推定するマーカーは十分ではない。
一方、アロマセラピーは、ストレスと疲労を和らげるために日常的に利用されている。 ラベンダー精油にはリラックス効果、血圧低下作用、鎮静効果がある。 ローズマリー精油には強壮効果があり、慢性疲労を緩和し、血液循環を促進し、血圧を上昇させる。 この研究は、精油の吸入が耳下腺の血液量、唾液の分泌量、睡眠不足下の自律神経活動に及ぼす影響の種類を検証した。
その結果、ローズマリーの吸入では、睡眠不足下では、吸入前と比較して、耳下腺の血液量の有意な増加は見られなかった。 しかし、唾液分泌量と交感神経活動が大幅に増加した。
これらの発見は、唾液の分泌が慢性ストレスの評価に効果的であることを示唆している。
感想
慢性的なストレスは現代人の抱える大きな問題の一つだと思いますが、そのマーカーとなる値はあまり確立されていないことに驚きました。
私のイメージでは、ストレスは問診などや自覚症状などで評価することが多いような気がするので、客観的指標を確立することは、今後の大きな課題なのだと思いました。
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