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ソーラーパネルを設置したけど費用回収できるかな?【3】業者選びの注意点

ソーラーパネルを屋根に設置したわけですが、その際、非常に困ったのが業者選びでした。
今思えば、最適な選択ができたわけですが、少し間違えば後悔していたかもしれません。

そんな、業者選びについて、思いっきり経験談と主観中心ですが、書いてみたいと思います。


業者選びの注意点

設置を決めるまでに、半年程度をかけて、さまざまな調査をしました。

このページでは、さまざまな業者との対応をした時に気づいたことを記載します。

◆業者選び、6つの注意事項

いろいろ聞いたり、調べたり、実際に見積もりをしてもらった結果、以下の業者はやめた方が良い・・・かもしれないです。

【注意1】飛び込み営業で来る会社には注意

ソーラーがついていない家を片っ端から回っている飛び込み営業をしてくるなど、こちらの都合を考えずに訪問してくる業者には、注意しましょう。
契約しないことを強くお勧めします。

経営が切羽詰まってることや、悪質業者のリスクがあります。(ちゃんとしたところもありますが)。不具合時の補償ができない、適当な施工をしてその後連絡つかずというリスクもあります。

飛び込み営業で来る業者はあまり信用せずに、自分から主体的に業者を選んだほうが良いでしょう。

【注意2】大幅値引きをする、価格の根拠が不明確

「230万円から100万円引いて130万円!」など、根拠がよくわからない大幅な値引きをして来る場合や、パネル1枚の単価が表示されていなかったり、ケーブルの単位当たりの金額の記載が無かったりという場合も注意です。

相場価格は分からないだろうと、見積書の値引き前価格が相当高い金額を記載している場合もあります。

提示価格が積み上げになっていなかったり、値引きがざっくりされている場合、いい加減な会社の可能性が高いと考えた方が良いでしょう。
また、後で追加工事などで価格を変えてくる、上乗せしてくる、工事がずさんな可能性もあります。

見積もりが合計金額だけの提示で、積み上げになっていない場合も要注意です。

【注意3】根拠がない情報を吹き込んでくる会社

発電効率が資料に記載されていない場合や、「ここだけの話、パナソ〇〇〇と同じパネルを使っている!」など、明記されていない情報をPRしてくる会社には注意が必要です。

【注意4】実績が少ない・創業してから浅い・やたら若い

東日本大震災後のソーラーブームで立ち上げた会社などは要注意です。ソーラーパネルの施工に必要な瓦職人が居なかったり、素人作業員が作業する可能性があります。

下手すると、屋根からの雨漏り、ケーブルを伝っての雨漏り、宅内への浸水が発生したり、また素人作業員による施工で、住宅を破損(瓦を破損・ずらす)されたり、台風ですぐに壊れるなどが発生する可能性があります。雨水の仕舞ができない・理解していない作業員が工事をすると悲劇、家を傷めることになってしまいます。

【注意5】やたらと契約を急がせる

飛び込み営業で来て、「1週間以内ならばこの価格なので、早く申し込んで欲しい」など、やたらと契約を前倒しさせる場合はかなり注意した方が良いと思います。

金額が安くない場合だったり、経営が危ない会社、悪質業者のリスクも潜んでいます。ひどい場合は手付金や前納金として一部金を支払いさせて、ドロンという場合もあります。あくまでも飛び込みで来るところは、注意して対応する方が良いです。

【注意6】Googleストリートビューで所在地を探しても会社が存在しない・事務所への訪問を嫌がる

事務所が無い(ペーパーの会社)可能性があります。住所を打ち込んでGoogleMAP(ストリートビュー)で見えないような会社は注意した方が良いです。例えば「事務所にお伺いして詳しく教えてください」という切り替えしで、嫌がる業者は注意した方が良いです。

【注意7】メーカーの指示された施工方法を守らない

メーカーは瓦へは穴を空ける方法しか許されていないのに、異なる方法で施工もできる、などのメーカ指定方法以外を勧める業者は注意した方が良いです。メーカーサポートを受けられないなどが生じます。

【注意8】ネットでの評判が悪い

ネットでの評判情報も重要です。もし、評判が悪い場合は、検討しなおした方が良いでしょう。


契約に向けたポイント

どうしても、業者によっては多かれ少なかれ、まずは「吹っ掛け」てきます。言い値で契約することは絶対にやめましょう。

以下は気づいた注意点です。ご参考になれば。

1.複数社の見積もり取得を!

会社によって提示価格が変わってくるので、「複数社」で「相見積もり」は必須です。明細を比べてみると相場が分かってきます。

2.事前に予算感を伝えましょう

あらかじめターゲット価格を決めて、この価格を下回ると即決する「即決価格」を業者に提示するというのも手です。業者も、交渉で長引くことは、営業費がかさむだけなので、早めに即決価格を提示すると、いい線で見積もりを出してくる可能性があります。

3.発電量が少ない場合は設置しない選択も

発電量が3kWより少ない場合は、現時点(2024年)では買取単価も下がっており、10年以内での回収が難しいです。楽しみやエコのため、と思った方が良いかと思います。ソーラーパネルをつけないことも検討しましょう。

実行スケジュール

筆者は、ソーラーパネルについてもいろいろ勉強して、予算の見通しがついて、設置を決意!!してからは以下のような流れでした。ご参考まで・・・

導入すると決定をしてからも、工事や手続きもあり、結構時間はかかります。

<1か月目>
・業者への頭出し(複数社に頭出しした方が良い)
・現地調査・概算提示 ・・・立ち合いが必要です

<2か月目>
・見積もり・発電量見込み提示 ・・・予算と照らし合わせて
・価格交渉、業者決定 ・・・頑張りどころです

<3か月目>
・工事日の事前調整(場合によっては再度現地調査)・・・立ち合いが必要

<4か月目>
・契約の実施

<5か月目>
・☆設置工事(パネル工事・コンディショナー工事)

※工事は立ち合いが必要です。大体丸1日~2日で終わりますが、雨の日だと別途調整となることもあります。
※でもこの段階では発電した電気を使用できません。
・電力会社への申請・経産省への申請・・・業者が実施
・電力会社電気接続工事・メーター工事…電力会社が実施します。立ち合いは不要な場合が多い

<その後>
・宅内装置電源系統切り替え作業・・・立ち合いが必要

※これでソーラーパネルの電気が使用できます。売電も開始されます。

頭出しから売電スタートまで、概ね4~5か月程度はイメージしておいた方が良いかと思います。このあたりのスケジュール感も大切です。


【関連記事】
#1 ソーラーパネルを設置してみた
#2 初年度2017年の結果発表!
#3 業者選びの注意点 ※この記事
#4 リアルな見積内容

#5 そして7年後の結果発表


こちらのサイトには私が書いた元ネタを掲載しています。
https://repo5.com/report/soler/


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