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ソーラーパネルを設置したけど費用回収できるかな?【2】初年度2017年の発電結果

2016年11月に設置した5kWの太陽光発電、ソーラーパネル。
単結晶で230Wのパネルを屋根に22枚設置しました。
というわけで屋根にソーラーパネルを設置してみました。
設置費用は工事など一切含めて、税込120万円以内。

さて、時は流れ、2024年の2月。7年と少し経過しました。
比較的長期に使用してくると、発電の実績や傾向、経年による変化なども分かってきました。

と、いうことで、7年間の経過を振り返りたいと思いますが、その前に、まず設置してからの1年間、2017年の結果発表です。

設置してすぐの1年間、2017年の発電結果!

2016年11月に取り付けたので、ちょっと中途半端なので、その翌年、2017年の丸一年間(1月1日から12月31日)までの結果発表?!です。

年間トータルの結果は、端末の画面で表示できます。

ほうほう。。。
この2017年の1年間のソーラー発電量は7000kWhでした。数字で見るとイメージがわきにくいですが、通常の一般家庭で使用する電力量に相当するようです。(我が家の年間消費量は約6000kWhでした)
トータルの発電量だけでみると、屋根だけで、電気がまかなえてしまうのです。正直、こんなに発電するとは、思ってもみませんでした、意外です。

なお、我が家はほぼ常に家に誰かが居る状態ですので、結構電気をつかっています。昼間に不在が多いお宅では、自家消費量が減り、売電量が増えることになると思います。

さらに細かく見ていくと

年間の発電量から、売電額・買電額などをみていきます。

発電量  :7,093kWh
消費量  :5,992kWh
売電量  :5,017kWh ⇒ 155,000円(売電収入)
買電量  :3,916kWh ⇒ 108,938円(電気代支払値)
自家消費量:2,076kWh ⇒  58,128円(この分、電気代が安くなった)

※自家消費電力量は、発電量から売電量を引いた電力量です

余剰電力を売電するという方式なので、売電により108,938円の収入、そして、ソーラーで発電した電力を自家消費したことにより電気代が58,128円相当安くなっています。
合計すると、108,938円+58,128円=167,066円
(ちなみに、売電は 1kWhあたり約31円での買取です。10年間は同じ金額で買い取ってもらえるようです。自家消費は1kWあたりの電気代である約28円で計算しています。)

つまり、ソーラーパネルを設置したことで、2017年は約16.7万円の効果があったと言えます。設置にかかった費用の120万円が徐々に償却されていくという感じです。

もともと太陽光発電をやってみたい!という夢をかなえることが目的だったので、あまり収入とかは期待していなかったのですが、いい意味で裏切られました。欲を言えば、段々の形状の屋根じゃなくて、屋根を張り出しておけば、もうちょっとパネルを設置できたのに。

ちなみに、2016年の設置当時は電気の買取価格が1kWhあたり31円で、電力会社の電気料金より買取料金の方が高くなっていました。
2023年度の電力会社による買取価格は1kWhあたり16円とのことです。年々じりじりと下がっています。いま設置した場合で、同じような使い方の場合は、売電収入が半分程度になります、ご注意を。

・・・どうやら今の買取価格だと、10年で償却できないので、自家消費メインで考えていく必要がありそうです。

しかし、電力会社からお金が入ってくるってなんだか違和感というか、不思議な感じです電力会社が電気を買い取ってくれるんですから。ありがとうございます。

何年で回収できるのかな?!

うーむ。なんだか俗っぽい皮算用ですが・・・電卓でピピピっと。

120÷16.7 ≒ 7.2 ・・・7.2年間

毎年同じ額で設置費を償却していくと想定すると、概ね7年程度経つと、ソーラーパネルの設置費用が回収できることになりそうです。あくまでも初年度と同じ発電ができて、同じ使い方をしているという前提ですが。

7年以上かあ・・・長いなぁ。。。

それまで、台風でパネルがぶっ飛んだり、ぶっ壊れたりせず・・・コンディショナーなどの機器もずーーーっと故障せず動いて欲しい。
台風来るなー。地震来るなー。

そしてその後の様子

設置から日は巡り・・・数年が経ち、2020年、突如、コロナ禍でおうち時間となってしまいました。家族全員、家にいて、一日中電気を使いまくる状況となってしまいました。売電の状況はどうなっちゃったのでしょうか。。。

次は2020年の電気代の結果をご紹介します。乞うご期待。


【関連記事】
#1 ソーラーパネルを設置してみた 
#2 初年度2017年の発電結果! ※この記事
#3 業者選びの注意点
#4 リアルな見積内容

#5 そして7年後の結果発表


2017年の一日の発電量ランキング!

2017年1年間トータルでの発電量ランキングです。4月・5月がベストテンにランキングされています。逆に同じような日差しが当たるはずの7・8月が入っていないです。温度が上がることで発電効率が落ちるからかもしれません。また温度が上がることで、空気中の水蒸気や雲などが増え、光が反射して、発電に寄与できる周波数の光の量が減っているかもしれないですね。

ちなみに11月16日からの1か月半しか設置していませんでしたが、2016年のランキングはこんな感じでした。冬でもいいお天気だと25kWh程度発電するのですね。

こちらは2016年11月16日から12月31日までのランキング

毎月の発電量・売電量は?!

2016年11月16日に設置してから2017年12月31日まで、毎月単位で結果を詳しく見ていきます。

こちらは設置した月の状況です。この月は半月程度でした。

2016年11月、設置した月の様子(半月程度)
2016年12月の結果

2017年1月です。冬になるとエアコンなどを利用する頻度が増えるため、買電額も増加しています。

4~5月になると、エアコンの使用も減り、売電量がぐっと伸びてきます。

5月が電力の消費が少なく、発電量も多いという好条件となります。

暑くなるとエアコンの使用も増えて、自家消費が増えてきます。売電量はその代わり減ってきてしまいます。

この年は10月の発電量が一番少なくなりました。買電額が売電を上回っています。

冬場になると、暖房器具やエアコンなどで、また電気の使用量がぐっと増えてきます。


こちらのサイトには元ネタを掲載しています
https://repo5.com/report/soler/

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