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「ことば」は面白い。

『だいじょうぶ。未来は元気だよ。』

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知っている方も多いと思うが、                    これは先日話題になったドラえもんからのメッセージ(広告)だ。     子供はもちろん大人たちにとってもこのメッセージは心に残ったのではないだろうか。「手を洗おう!」「外出は控えよう!」といった直接的な行動を喚起させるメッセージが多く発せられているなか、           ドラえもんからの「だいじょうぶ。」は、まるですぐそばにドラえもんがいてわたしたちに語りかけてくれているような、安心感を与えてくれるメッセージだ。

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駆け出しとはいえ、わたしも広告を作る仕事をしている。       「コロナウイルス拡大防止」のために、わたしだったらどんなコピーを書くだろうか?とドラえもんからのメッセージが発表される前にぼんやりと考えていた。「手洗いは、みんなの命を守る!」そういったメッセージも間違ってはいないと思うが、なんとなく標語のような感じがして、他人事に思えてしまう。うーん、と悩んだ末にわたしが考えたコピーはこうだ。

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ちょっとくさい気もするが、こんなコピーにしてみた。         ことばの裏側にちょっとしたストーリーを持たせてみることで、情景がイメージできる。そんなことを意識して書いてみた。            もっともっと絞り出せば、もっと違ういい表現が見つかったのかもしれないが…。

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情報があふれかえっている今、伝えたいことを真っすぐに伝えるだけでは届かない。気づかぬうちにスルーしてしまうことがほとんどだ。      だからこそ、大事になってくるのは、                「誰が誰(どんな人)に向かってメッセージを発信しているか」なのではないだろうか。「誰に」の部分が自分になった瞬間、グッとくる共感されるメッセージになるのではないかと感じた。

それにしても、ドラえもんが近くにいるような安心感がコピーだけで生まれるって、やはり「ことば」は面白い。                 わたしの「ことば」も、いつか誰かの心にグッとくるものに育てていきたい。


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