【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #4 街の変化と自分の変化を重ねる
街全体が工事現場のダッカ。
10年前にバングラデシュのダッカにある日系の専門商社でインターンシップで働いていた時に住んでいた付近をぶらぶらと散策する。
相変わらずリクシャ(人力車)が多く当時と変わっていない。住んでいた地域はボシュンドラ・レジデンスエリアと呼ばれている地域で名前の通り、7階建くらいのマンションがたくさん集まっている住宅地域だ。
当時はまだ開発途中といった感じで街は北に北にと伸びている段階だった。当時良く散歩していた広大な更地だったところは、片側3車線の大道路が整備され、更に運河も2本も整備されている。
当時の面影はなくすっかりなくなっていた。なぜか寂しい気持ちが込み上げてきた。
3ヶ月ほどしか住んでいなかった場所なのに子供の頃の故郷がすっかり様変わりしてしまったかの様な心境に陥った。
私の中の思い出は何も変わっていないのに、街だけが変わってしまった。
それと同時に私の中の記憶はまだ色褪せていない事も明らかになった。
過去に置いてきた記憶を掘り起こし、一つひとつ確かめる様に歩く。
長い人生の道のりでは時折そんな時間も必要だと思う。
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