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「好きなこと」で稼ぐ方法

 前回の記事「好きなこと」の見つけ方で、あなたの主観で導き出した「時間を忘れて没頭できること」を洗い出してから、「お金を稼ぐ方法」を考えます。「お金を稼ぐ=誰かの『欲しい』を叶えてあげること」です。

「面倒くさいから代わりにやって欲しい。みんなと楽しみながら興奮する体験をさせて欲しい。難しいからわかりやすく教えてほしい。代わりに体験してきてもらって、追体験させて欲しい。悩みを解決して欲しい。笑わせて欲しい。美味しい料理のレシピを教えてほしい。寝心地の良い枕を教えてほしい。お金の稼ぎ方を教えてほしい。肩こり改善ストレッチを教えてほしい。効率の良い宅トレを教えてほしい。映画の内容をざっくり教えてほしい」

…ちょっと考えただけでも様々な「欲しい」があることに気づけます。

 その「欲しい」思いを持った人たちの願いを叶える方法を考えていきましょう。

スーパースターになる

 まず最初に上げられる「好きなことで稼ぐ方法」はズバリ、スーパースターになるということです。スーパースターと聞いて頭に浮かぶ人たちはどんな方々でしょうか、競技人口の多いスポーツのプロ選手、ワールドツアーを行うミュージシャン、有名ファッションブランドのデザイナー、世界各国の美術館に作品が貯蔵されている芸術家、東京で一番美味しいと言われる高級寿司店の店主、世界一のバリスタ、F1レーサー、世界最先端科学の分野で活躍する科学者…などなど、特技を最大限に伸ばしてライバルが多い世界で活躍する方々がまさにスーパースターだと思います。

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 このような人たちは「好きなこと」に対する確固とした執着があり、24時間365日「好きなこと」のレベルアップに夢中になり、鍛錬を続けられてきた人たちです。彼らはそれぞれの業界のトップに君臨するので、影響力も非常に高く、その実力と影響力にあやかりたい資本家と個別に契約を結べるため「好きなこと」に純粋に夢中になることで多額の収入が得られます。

 しかし、ぼくたち全員が彼らのように全人生をかけて「好きなこと」だけに夢中になれるわけではありません。これは夢中になれない人が悪いということでは無く、人間には様々なタイプの人がいるので、「好きなこと」に対する執着の度合いには差があるのです。執着が低いからといって、好きなことで稼ぎたいという思いを諦める必要はありません。

「好きなこと」の発信者という生き方

 「好きなこと」で生きていく別の方法として、「発信者」という道があります。

 現代はインターネットが発達し、いつでも誰とでも繋がれる時代です。今までは特定の場所や人(既得権益)しか得られなかった「情報」や「価値」は、スマホを通して誰もが受け取れるようになりました。それと同時に、誰もが「発信」できるようにもなったのです。

 皆さんはSNSでどのようなことを発信していますか?

『今日友達と有名なパンケーキ屋さんに来た🥰』
『最悪、雨降ってるじゃん、傘持ってくるの忘れた😢』
『やっと観たかった映画行けた!エンディング最高だった😭😭』

 こんな感じで日々の生活で感じたことや好きなことを自分の主観で発信していませんか?

 それが悪いと言うわけではありません。もちろん、良いんです。自由ですから。

 でも、「欲しい」思いを持った人たちの願いを叶える場合はこの発信方法じゃ伝わらないと思いませんか?

 そこで求められるのが「マーケティング」です。相手は「何が欲しいのか」「どうやったら喜ぶだろうか」「何を使って伝えれば良いのか」「どんなキャッチコピーにすれば食いついてもらえるだろうか」「何時に発信したら一番見てもらえるか」など、相手のことをとことん考えてあげる(顧客想像)ことが大切なのです。

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 好きなことが見つかったら、その情報を求めている人はどんな人なのかをまずは探りましょう。その人たちは普段どんなことをしているのか、何を使って時間を過ごしているのか、どこに住んでいるのか。

 相手のことを研究して、相手が喜ぶ情報を、相手にとって分かりやすい方法で相手が見つけやすい場所に発信し、相手が疲れない程度の時間で伝える。これを地道にコツコツ続けていく(顧客創造)のです。

 一度やってみて、反応が予想以下だったら「発信する媒体を変えてみよう」「動画じゃ無くて、音声だけの情報に変えてみよう」「時間をもっと短くしてみよう」と考え直して再度実行するのです。こうやってトライアンドエラーを繰り返していくうちに、段々とコツを掴んでいき、ファンが増え、反応が多くなっていくと、後から広告収入や商品購入実績が伸びていることに気づきます。これがインターネットを通した好きなことで生きていく一つの方法なのです。

 ぼくの例で上げると、図画工作が好きなのでワイヤアートの作品を作ったり、毎日イラストをSNSで投稿したりとコツコツ自分のペースで色んなことを試行錯誤してみました。まだまだこれだけでは安定した収入は見込めませんが、実際に作品が購入されたり、イラストの注文が入ったりと、スマホがない時代には考えられないところから副収入が得られるようになりました。

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 大切なのは自分のペースでトライアンドエラーを重ねることだと思います。好きなことなのでマイペースを意識していれば、嫌にならずに続けられます。よかったら皆さんも副業からでも良いので「好きなこと」に向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。




最後まで読んでくださりありがとうございました。


参考資料
・もっと幸せに働こう MB
・1%の努力 ひろゆき
・ずっとやりたかったことをやりなさい。 ジュリア・キャメロン
・アウトプット大全 樺沢紫苑
・フロー体験入門 M・チクセントミハイ
・世界一わかりやすいマーケティング本 山下貴史

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