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Who「投資信託と関わって学びを得たい人」、What「投資信託から学んだこと」

↓の記事でも書きましたが、「アクティブファンドを眺めてみた」の記事は既に400を超えました。読者の皆様の存在が大きな、大きな励みになっています。
いつもありがとうございます!!!

さて、先日この記事を読みました。

西口一希さんの『顧客起点の経営』のことを、この記事で知りました(申し訳ありません、この本は未読です。でも、この本は読みましたよ)。

ここで紹介されていたのが『WHO&WHAT』でした。

これは「ユーザー(=WHO)がお金を払いたいと思う価値(=WHAT)」を指し、WHO&WHATの組み合わせをどれだけ揃えられているかを意味します。

なるほど、このセットをどれだけ揃えられているか、かあ。

僕の定期購読マガジン「アクティブファンドを眺めてみた」を材料に、WHO&WHAT を考えてみることにしました。

WHO? とてもストレートですが「アクティブファンドに関心がある人」
WHAT? アクティブファンドを分析した結果

これは一つのセットでしょう。よし、1個目。

そうそう、今年の9月には、こんな発見をしました。

投資信託を2つに分類、わける時、「企業価値を探究しているファンド」と「それ以外」に分けるんだ、分けるのが良い、と。
「企業価値を探究しているファンド」は月次レポート等の発信が大変充実しています。投資先がどんな価値を創っていて、それをどう評価しているか、また市場はどうみているのか、を伝えよう、その努力を感じます。

こうした「企業価値を探究しているファンド」との関わりを持つこと、積極的に知ろうとすることで、僕たちは「学び」「発見」「気づき」「出会い」を得ます。

WHO&WHATのセットがもう一つイメージできました。

WHO? 投資信託と関わって学びを得たい人
WHAT? 僕自身が学んだこと

これを「アクティブファンドを眺めてみた」に盛り込むぞ、そんなアイデアです。


NVICさんの「おおぶね」のPRページを見ていると、上記のようなメッセージがありました。

「学び」の材料、機会を提供しています!って。確かにその通り!って思います。

株式投資が趣味や仕事ではないかもしれないけれど、
僕たちは日々「投資」を実行している。

「投資」と聞くと「お金」「株式投資」を連想する人は多いと思いますが、日々の暮らし、仕事で僕たちは毎日「投資」しています。24時間をどう使うか、この配分を決めるのも「投資」だと僕は思います。就職もそうだし、住む場所を選ぶのだって「投資」の側面が大きい。
それらの判断の際に「企業価値を探究しているファンド」から得られる「学び」が役に立つことも十分にあり得ます。リスクを取る、何かを決める、投資実行を決断する際に、どんな準備、調査をすべきか、という枠組なんかがその一つだと思います。

この田内学さんの論考はお読みになったでしょうか。

日本が凋落したのは、お金が足りなくて、投資ができなかったからではない。既存の企業であれ、新興企業であれ、お金を受け取って研究開発を行う人が増えなかったからだ。

お金の使い方、つまり、「投資」がヘタクソだった。そして、今もってヘタクソは治っちゃいない、ってことだろう、と僕は感じています。

ちょっと極端な例ですけど、どちらのプロジェクトに投資しますか。

20年間につくられるキャッシュフローはほぼ同じ。IRRを計算するとProject Aは70%、Project Bは13%。

僕はProject Bを選ぶと思います。Aよりも長く保有していたいと思える資産です。

Aが良い、という人もいるかもしれませんが、それは「PL発想」的と言えるかもしれません。Aは2年目、3年目でさっさと処分して、次の投資機会を、とか、ね。そんなに上手くいかないと思うんですけれど。

ジブン・ポートフォリオにどんな資産を足していくか、揃えていくか、それが「投資」だと思います。そして、より価値ある資産への投資機会を得る、そのリスクを取るためにはどんな準備、用意が、普段の助走が必要か、それを早い、若いうちに学ぶことが大切だと思っています。

そんな学びを投資家に提供することが、企業価値を探究しているファンドなら「できる」と思います。

分散投資や自己責任の原則はその後どうするかというリスク管理の問題。

藤野英人さんのこの指摘、もっと早く聞いていれば、そうか!と気づいていればなあ、と感じました。

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