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骨太な長期投資家2人が語る 白熱!トークイベント #コモンズ投信 伊井さん x #NVIC 奥野さん presented by #SBI証券

昨日行われたこのイベントに参加してきました。

コモンズ投信、NVIC=農林中金バリューインベストメンツ、この2社の最高投資責任者である、伊井さん、奥野さんが"Investment"(このノートではこのように表現します)について、平成の30年間を振り返りながら、90分間、お話してくださいました。

平成の30年間で時価総額を5倍以上にした会社

平成の30年間で日経225は約2割強下落。しかし、これはマクロのお話。実際には時価総額を大きく増加させた会社も当然存在していた、という伊井さんのお話。実際、30年間で時価総額を5倍以上にした会社は64社あったそうです。1,287社のうちの5%。

20倍以上 9社、
10-20倍 14社、
5-10倍 41社。

最も倍率が高いのが 69倍の日本電産、キーエンス(62倍)、ピジョン(48倍)がそれに続いていたそうです。

このような会社を事前に選び出すことが出来るか、という点に加えて、もう一つ指摘されていたのが、仮に見つけられたとして保有し続けられるか(「握力」の問題ですね)、という点。例に挙げられたのがAmazon, Appleのお話でした。

黄色で囲んだ辺りでAmazonに投資をしていても、果たして、ずっと今まで持ち続けられていたか、というお話。

おそらくですが、株価を見て投資している投資家には非常に難しい、利食いの誘惑に勝つのは至難ではないでしょうか。会社の「価値」、生み出す「価値」を見つめ続けている投資家なら、持ち続けられる可能性がある、強い「握力」を維持できるのではないか、と私は想像します。

投資先の会社は「価値」を生み出し続けることが出来ますか?

奥野さんは断言されます。

アクティブかインデックスか、というのは問題ではない。そのポートフォリオを構成する投資先の会社が「価値」を生み出しているか、今後も生み出し続けることが出来るのか、がInvestmentのパフォーマンスを決める。
S&P500のチャートが力強く伸びているのは、S&P500を構成している会社の多くが「価値」を生み出しているからだ。米国という市場で存在感を示す事業活動を行っていること、「価値」を生み出していることが大事。

会社が生み出す営業利益とは、その会社が行った問題解決の対価だ。持続的に営業利益を生み出す会社は、結果として、社会をより良くしているのだ。

一度そんな会社を見つけることができれば、その会社が「価値」を生み出し続けられるか、問題解決をし続けられるか、その視点で見守りつつ、会社と対話しながら、時には助言する、それがInvestmentのリターンの源泉となる。

Investmentにおいて、リターンの源泉は売買ではない!

このため、売買執行を生業にしている証券会社にはNVICは冷たくあしらわれているそうです。

経営者はInvestorを求めている

伊井さんのお話。

経営者は長期投資家を求めている、と。昨年上場した会社の経営者。日本国内の機関投資家は業績の動向、その見込みしか聞いて来ない。黒字化はいつですか?という質問ばかり。一方、海外の長期投資家は、上場時に調達した資金で何をするのか、それを使って何を実現しようとしているのか、に関心を持っていた、と。伊井さんは、長期投資家は経営者にとって「壁打ち」と喩えられましたが、腰を据えたInvestorは会社が「価値」をつくり続けるための相談相手、パートナーとなり得る、ということです。

奥野さんがイベントの最後に強調されたキーワードは「オーナーシップ」だったのですが、この「価値」をつくる関係者になるということは、前述の奥野さんのお話を踏まえると、Investmentは社会を良くする、前進させる行動だとも言えるのではないでしょうか。

Investorのチカラ

奥野さんのスライドです。

会社の「オーナー」にInvestorが多ければ、事業活動を加速させられるのだ(1⇒100)にできる、と。0⇒1にすることができる企業家に力を与えられるのがオーナー、Investorの役割である、と。結果として、より良い社会の実現につながっていくはず・・・奥野さんは「青年の主張」とおっしゃっていました(笑)。ライト兄弟という偉大な起業家がいるだけでは、今日の飛行機は存在しなかったはず。そこに投資家、Investorがいたからこそ、現代の航空機産業がある。文明の進歩を担うのは、起業家、そして、Investor。

このスライドで説明されたことがもう一つ。会社の中には「0を1ではなくマイナス1にする」、社会にとって価値を破壊する会社も現れるし、存在もしている。そこにオーナーが加わることでマイナス1をマイナス100にすることも起こりうる。だから、そんな会社にはびた一文投資しない、ということも非常に大事。

Investment について自分なりの考え方を整理するための沢山の材料を頂くことが出来ました。このノートであえて「Investment」としたのは、日本語の「投資」という言葉、社会のイメージを考えると、最近違和感がさらに増しているからです。その違和感も基にあるのですが、昨日の伊井さん、奥野さんのお話こそ、沢山の人に聞いてもらいたい、そう強く感じました。

SBI証券さんに期待しています

実は、私自身、SBI証券さんを利用していなくて、、、
昨日のイベントに参加しても良いものか、とも思いましたが、素晴らしい機会をご提供くださって心より感謝いたします。今回のイベントのように、「価値」ある会社を選び出して投資するファンドマネジャーの方を招く機会を今後も設けられるそうです。

こうした機会はとても重要だと思います。その理由は「株式投資とは一体、どういうことなのか」を考える機会になるからです。株式投資で果実を享受するためには相応の時間が必要です。そこで大事になってくるのは「握力」です。相場の上げ下げに動じない、強い「握力」。それを養うのは、「株式投資とは一体、どういうことなのか」という問いに対する自分だけの答えだと私は思います。それを探る、追求する機会としてファンドマネジャーの方のお話は大変貴重で、示唆に富んでいると考えています。

今回のスライド、非常に濃密な、素晴らしい内容が沢山含まれていたので、可能な範囲で、ぜひ広く閲覧できるようにしていただきたいなあ、とSBI証券さんにはお願いしたいです。(アンケートに書き忘れてしまったので)

伊井さん、奥野さん、SBI証券さん、イベント設けて下さった関係者の皆さんに厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました!

https://www.commons30.jp/fund30/

https://www.ja-asset.co.jp/fund/140829/index


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私がいつも楽しみに拝読している、ろくすけさんのブログです。

https://6suke.com/2019/06/05/talkevent/

https://6suke.com/2019/06/06/talkevent2/


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https://www.shimoshun.com/entry/commons-nvic-sbi


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