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「高配当株投資」は、お金が好きな投資、会社が好きな投資のいずれでしょうか

ろくすけさんの記事です。

キャピタル・アロケーション」(資本の配分)の概念が欠けている

と違和感の理由を述べられていますが、その通りだと思います。

利益、事業で得た現金を、事業への再投資はほどほどに投資家に還元する。そうした資本配分を否定するものではありませんが、投資家への還元を最優先にして、事業への再投資は優先順位を下げるのは理解に苦しみます。

そうした行動を投資先に求めるのは、「お金が好きな投資」に当たります。配当で受け取った現金をどう使うのか、それは投資家それぞれですが、その現金でまた別の投資先を探しているのだとしたら、それもまた理解するのが難しい。

本当にいい企業の中には、配当をいっさい出さないところがたくさんある

自社に投資することによって、複利効果を活用して、さらに自社を大きく成長させていく

株主が配当を求めることは、投資先企業の成長の先食いでしかありません。複利というエンジンを止めているのと同じです。

農林中金バリューインベストメンツ(NVIC) 奥野一成さんがある著書の『高配当企業には近づくな!』で述べられていることです。

高配当は #企業価値増大を楽しむ投資  とは相反する資本配分だと考えられます。

高配当企業には近づくな!』が述べられているのは

”15歳から学ぶお金の教養 先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?”

です。

「お金が好きな投資」ではなく、「会社が好きな投資」、企業価値増大を楽しむ投資を体得するには、早いうちに「配当」の意味が理解できた方が良いのかもしれませんね。

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