見出し画像

「円」か「口」か、どっちが未来を決める?

ネット証券の自分のページ。誰もが確認するのはこのページだと思います。

このページを確認した際、どこに注目しますか。

やっぱり気になるのは黄色で塗った部分ですか。
気になりますか、評価益がいくらになっているか、が。

この黄色の箇所、単位は「円」ですね。
灰色で塗った保有数量、単位は「口」だったり「株」だったりしますが、こちらは注意を払っていますか。

さて、ここで質問です。

将来の資産がどうなっているかに
より大きな影響を与えるのは、
黄色で塗った「円」、それとも、
灰色で塗った「口」「株」、
どちらでしょうか。


僕の答えは「口」「株」です。
今現在の「円」は将来に何か影響を与えるでしょうか。その将来が5年、10年、さらにその先だとすると。

将来の単価はほぼ間違いなく変わっています。ですから今現在の単価から計算される「円」には、5年、10年先、その先ということを考えるとあまり意味が無い。
でも、どうしても気になってしまい「円」ばかり見てしまう。
僕も昔はそうでしたなあ。

しかし、です。5年、10年、さらにその先を見据えた場合、一番大事なのは「口」「株」ではありませんね。

そうです、この表で言えば「株式会社A」であり「Bファンド」です。

将来の単価を決めるのは、今投資している、保有している資産です。そして、何か新しい資産を加えていくのならそれらの資産です。この資産が将来、より高く評価されるか、それだけの価値を創出できるか、持続して実現できるか、が、未来の資産の評価に最も大きな影響を与えます。

今の「円」しか見えていない人が多いのでは?なんて感じることがあったのでこの記事をつくってみました。

「口」数への関心を強めています。

僕はここのところ、投資ているファンドの中身、投資先に毎月関心を寄せて調べてみると同時に、保有している口数もちょっと気にかけています。

2020年3月から投資を始めて、毎月買い増しているあるファンドの保有口数の推移です。最初に買った時の口数に比べると、今は60倍以上になっています。解約しない限り口数は減りません。毎月買い足している以上口数はじわじわと増えるのみです。
保有している「口」をじわじわと積み上げて、将来単価が大きく増えることを楽しみにしています。単価が上がるためには、投資先の会社がより多くの価値を創り出して評価されることが必須です。だから、投資先への関心を持ち続ける必要があります。

5年先、10年先、さらにその先を考える時、保有している資産の今の評価、時価は、あんまり重要ではない。僕はそう考えています。

ですから、こう言うこともできます。

今の評価益そして評価損、投資額に対していくらプラスかマイナスか、も、5年先、10年先、さらにその先を考える時には、ほとんど意味がない。
一喜一憂しても仕方がない。

もちろん、今何か現金化する必要性があって、その必要性を今の資産を換金することで満たせるのであれば、それは喜ばしいことだと思います。でも、その必要性が5年、10年、さらにその先にしか無いのであれば、一喜一憂しても仕方がありません。

評価損、評価益に一喜一憂するくらいなら

評価損、評価益に一喜一憂するよりも、自分の持っている資産の中身、その将来の可能性について、自分で調べること、考えることを優先させた方が良いと思います。調べた結果、考えた結果、将来性に疑問符が付く、あるいは、中身がよく理解できなかったら、将来性を感じる、中身が理解できて納得できるものへ資産を入れ替えるのも一案だと思います。

”投資においては、「未来」の方が圧倒的に重要”

ろくすけさんのブログからです。

未来が「重要」というのは前々から認識していましたが”圧倒的”が加わったのは今年のような気がします。その認識をもたらしてくれたのは今年の読書体験です。

この記事にはこう書き残しています。

現在は過去のファイナンスの結果。
そして、現在のファイナンスが未来をつくる。

投資の果実は未来から”のみ”もたらされる。

企業価値を探究することの面白さ、醍醐味はどこにあるのか、それを感じました。

と書いていますが、企業価値を探究するということは、未来を思い描く、想像するということだと思います。

繰り返しますが、評価益も評価損も過去の話。
その資産をいくらで買ったかも過去の話。

投資の成果、果実を決めるのは未来です。
今年、それを再認識することができました。

ここから先は

0字

サポート頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://note.com/renny/n/n944cba12dcf5