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鎌倉投信ウオッチ #152 / 結いだより 第154号 を読んで

#鎌倉投信  さんの運営する投資信託 #結い2101 を月次で定点観測しています。

最初に、鎌倉投信さんの大きな特徴の一つとなっている月次レポート=「結いだより」を読んでみます。

結いだより 第154号を読んで

社員一人ひとりが、「常に考える」、いい会社 未来工業株式会社

巻頭は投資先の「いい会社」の紹介。岐阜県の #未来工業  さんです。

沿革です。有価証券報告書からです。

ここには書かれていませんが、Webサイトにはこんな説明が。

創業当時の当社は創業者が立ち上げた『未来座』という劇団の仲間を中心に会社運営を行っていました。劇団では、監督や出演者はもちろん、舞台セットも自前で行い、お客さまを感動させたいという一心で作り上げていました。そして今なお、その志を引き継ぎ、すべてのみなさまに、より良い商品を通して感動していただきたく努めております。

会社の原点に「劇団」があるんですね。

思い起こされるのが、2010年7月の初めての受益者総会®️。当時のm@さんの記事です。

当時の瀧川社長がパネルディスカッションにご登壇してくださいました。

まっき〜さんの当時のツイート。

鎌倉投信さんが #結い2101 を設定されて、最も初めの頃から投資先になった「いい会社」です。

13年近く経った今、鎌倉投資さんの視点は次のように述べられています。

他社が取り入れた機能、流行や新しいものを導入してばかりいると、厳しい価格競争に陥りがちですが、 同社では「他とは違ったものを創る」ことが徹底されていて、これが安定した利益に繋がっていると考えます。鎌倉投信は独自性の 高い文化を持つ同社を引き続き応援していきます。

ふたたび、未来工業さんのWebサイト。”7つのエピソード”をご覧ください。

長期投資の本質が試される時代に

社長の鎌田さんの年始メッセージです。

投資家としては、こうした環境下だからこそ、株価変動に一喜一憂するのではなく、 実態としての価値に着目して、将来価値が高まる可能性を秘めた投資先に腰を据えて投資し ていくことが肝要です。株価ではなく企業価値に投資する。そこに「、長期投資の本質」がある のではないでしょうか。

価格、市場が付ける評価と言い換えることもできると思います。沢山の数の市場参加者で決められた評価。それも確かに大切です。しかし、です。投資家として関わりを持つ、会社の事業、パーパス、社会に提供している商品・サービス。それらを見極めて、投資家がその「価値」を自分でどのように捉えるのか、測るのか、をより大事にしていきたい、と僕も感じています。

このメッセージに絡めてイベントが催されます。どなたでもご参加可能とのことです。

時代を超えて変わらない「投資の本質」 ~インフレ環境下における資産形成の心構え~

本イベントでは、社長の鎌田が受益者の皆様への新年のあいさつとともに、資産形成をする上で大切な考え方や鎌倉投信が目指す投資のあり方についてお話します。

日時:1月14日(土)10:30~11:30
会場:オンライン配信+会場開催(鎌倉本社・受益者限定10名・受付終了)
申込締切:1月12日(木) 午前9時まで
詳細はこちら:
https://www.kamakuraim.jp/events/detail/---id-194.html

ポートフォリオ

2022年12月末の状況です。

2022年12月末のポートフォリオ

前月末です。

株式が62社から63社に。1社ふえました。テーマ別では「匠」が19社から20社へ。12月に「匠」をテーマにした1社への投資があたらしく始まりました。まだファンドへの組み入れの途中ということでどの会社かは開示されていません。どんな会社なのか楽しみです。このほかにもう1社、開示できるところまで組み入れが進んでいない投資先があります。お披露目されるのが待ち遠しいです。

受益権総口数・純資産総額

受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示しています。資金が流入する、継続的に資金が流入している=受益権総口数が継続的に増え続けている投資信託は、その投資家(受益者)からの信頼を継続して得ている、その信頼が深まっていると推測することが出来ます。結い 2101 のこれまでの経過です。

2022年12月は、11月末比で受益権総口数が減少。ファンドからの資金純流出となりました。

口座数の推移

結い 2101 は、銀行、証券会社で買うことはできません。鎌倉投信さんで口座開設した人のみ、買うことができる、「直販」の投資信託です。鎌倉投信さんに口座をお持ちの方の人数の経過です。

2022年12月末、11月末比では1人減りましたが、2021年12月末との比較では214人増となっています。

毎月毎月、定額で買い足すサービス をご利用されている方の人数の推移です。

僕もお世話になっている一人です。もう10年以上続けています。このサービスを利用しつつ、たまーにこれとは別に買い足ししています。

パフォーマンス

パフォーマンスについて、ローリングリターンに注目します。

5年リターンの推移です。

ローリングリターン 5年(年率換算)

データのある期間数は94です。その中央値は6.6%(年率)となっています。前回の中央値は6.6%(年率)でした。
出現の頻度は下記となっています。

5年保有していて、マイナスリターンになった期間はゼロです。最小値は1.1% で、2017年12月末〜2022年12月末の5年間です。今回、最小値を更新となりました。最大値は12.8%で、これは2012年11月末〜2017年11月末の5年間です。

10年はこんな感じになっています。

ローリングリターン 10年(年率換算)

上のグラフは年率換算ですので、2012年12月末から10年保有していた場合、投資額は1.90倍(過去の分配金を無税で再投資した前提です)になったことになります。

つみたてシミュレーション

ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2022年12月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。


鎌倉投信さん、結い 2101、ライブで体感してみてはいかがでしょうか?

いい会社をちょこっと眺めてみた、コツコツ投資、実際のところ、
今月の学び 
は”有料”となります。ご了承を。

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