スパークス厳選投資読んで.001

スパークス "厳選投資" 月次レポート(2020年2月末)を読んで

2015年1月に初めて買付けて、その6月から毎月の追加investを続けているファンドが スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資) です。

このファンドのFactsデータは、ブログで月次の定点観測を行っています。

noteでは、そのデータや月次レポートを読んでみた感想を書いてみます。

今回のレポートは最近投資先に加わったソニーについて詳しく、丁寧に解説されています。前回(2020年1月末)のレポートで、ファンドの投資先が17社から18社に増えていたので、2020年1月からファンドへの組み入れを始めたのではないか、と推察します。

レポートの説明からです。

私どもが投資対象として選好するのは、「過去の長期業績が安定しており、それが将来に亘って継続すると見 込まれるような企業」が中心です。ソニーは必ずしもこの条件に当てはまりませんが、私どもは2018年以降平井前社長 からバトンを引き継いだ吉田社長の経営手腕と戦略方向性について時間をかけてウォッチしてまいりました。

詳しくはレポートをご覧になってほしいのですが、時間を掛けた精査を通じて投資決定に至ったのだと私は感じました。

このファンドは投資先が18社と厳選されているから、という側面もあると思いますが、こうして投資先をどのように評価しているのか、ファンドマネジャーの見方、考え方がしっかりと示されていることは大変素晴らしいことだと思っていますし、それだけにこのファンドに対する私自身の信頼感は非常に強いものがあります。

今回のレポートにはこんな記述もありました。

下落相場では、これまで追加買い付けと考えていた既保有銘柄や新たな投資候補先の株価がこれまで以上に割安となるため、 長期の時間軸で投資を行う投資家にとっては「悪いニュース」ではありません。私どもも、一部の銘柄について積極的に買い付けを行いました。

一方で、このファンドの資金の純流出入を見ると下記の通り、11ヶ月連続で資金流出となっています。

202002_スパークス_厳選投資_NAV_UNITS

2020年2月も大きな資金純流出です。フレッシュな資金がファンドに増えていたら、もっと買付けることが出来ただろうに、と思われてしまいます。3月も今の感じではおそらく資金流出となるのでは?「買い」に行けず、解約資金を用立てるために「売り」に回らなければならないのでは、と想像してしまいます、、、

ファンドの情報提供の姿勢や内容、ポートフォリオにも満足していますのでこれからも引き続き、追加investを継続して、お世話になるつもりです。コンスタントに資金が流入してくるファンドになってくれることを願って。

以下、定期購読マガジンご購読の皆様限定の「おまけ」です。

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