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【カコとミライの交差点】

僕たちのご先祖様達に起きたこと、やったことを「歴史」といったりすると思います。「歴史」を学ぶことに意味があるからガッコーで教わりますよね。

でも、僕たちはヒストリーをストーリーであんまり学んでこなかったもんだから、「本能寺の変」と聞いて、イチゴパンツを思い浮かべてしまいます。それか、信長がティーパーティーしている間にハゲた部下光秀に殺(や)られた、と咄嗟に思い出すのかも。

せいぜいそんなところです。歴史の意義をわかっている人は沢山いても、その学び方に異議を唱える人は少ないです(僕もそうでした)。歴史と言っても、1000年前のことだけが歴史じゃぁないし、言ってしまえば昨日のこと、5分前のことだってぇ歴史です。どうやら、歴史を「過去のこと」と僕は翻訳しているようです。確かに歴史ってそういうことだって思うんですね。

自分より先に受験を受けた人は、自分よりも古い歴史を持っているので、そんな人に色々聞いて、先回りしておきたいと思うじゃないですか。自分と距離が近いことに関しては興味があっても、そうではないことになかなか目を向けられないのは仕方ないですよね、関係なく見えてしまいますから。

でも、歴史を軽視している人は、目視を重視しないもんだから、まもなく轢死します(あれ?)。それか、爆死(ん?)。病死、情死、悶死、、

。。。。。

コホン。。
これはすでに歴史が示していることです。


誰が勝って誰が負けたという結果だけを見ることは簡単簡略簡易簡朴、イージーエヌジー今田は耕二。

だから美空ひばりのごとく、川の流れのように見ていく必要があるんですよね。とは言っても、一般的に言うところの歴史には”諸説あり”が付き物でそれが本当に正しいのかどうかは未だに専門家同士でバッチバチのピッリピリのビッリビリの、、まぁとかくわからないことが沢山あるようです。

新しく証拠が見つかれば歴史が自動的に塗り替えられるので、10年前の正解が突然不正解になったりすることもしばしば。鎌倉幕府がイイ国ではなかったという話のように、昨日の事実が今日の事実じゃなくなると言うところが厄介です。

それでもやっぱり歴史を学ぶのは大切で、それは未来を作ることだと思っています。歴史を学ばずして明日を生きるものならば、昨日と同じ過ちを繰り返してしまうわけですから。

昨日の失敗を今日の成功に変え、
今日の失敗を明日の成功に変える、

と言う循環が歴史のエコシステムとして健全です。


たとえその史実に誤りがあったとしても、、長篠の戦いで実は信長は鉄砲三段撃ちをしていなかったとしても、、そこから自分の中に吸収できるものがあるのなら、それはそれで良いと思えてきます。

最強で最恐な武田信玄の息子、武田ジュニア勝頼率いる騎馬隊に立ち向かう戦略として、リモート攻撃という”戦い方改革”思考は現代にも活かせます。GAFAに言うところのITの巨人達の手が届かないところを攻める、と言うのは正しい戦術です。

秀吉が中国大返しの手前、備中高松城を落とす時の戦略も大変勉強になります。低地で盆地で沼地な湿地に位置した備中高松城はなんとも攻めにくなったそう。グッチュグチュの、グッニョグニョの、ベッチャベチャのぬかるんだ地面から攻めようものなら人も馬も一掃されることは目に見えている。

そこで秀吉と黒田官兵衛がピッカーーンと思い付いてしまったのが、洪水作戦。堤防を作ってから、城の周りに川の水をジャーーーーって流し込んで閉じ込めちゃおうっていうある種の兵糧攻めですね。

戦わずして勝つ、
刀を交える前に勝敗をつける

と言った戦い方がここから学べます。

秀吉がやった太閤検地(農作物の最大収穫量を全国で調べた)は限界売上・限界利益を知ることの必要性を説き、同時にそれを知った上でどんな風に人員の配置(農業に従事すべき人の数など)を効率化できるかと言うところまで教えてくれます。


どう考えても歴史はこういう風に学ぶのが本来の楽しみ方なのではと思います。沢山の過去を知ることで終わってしまうよりも、1つの過去を熟知して沢山の未来を作った方が良いと思うんですね。

サムネからお察しだと思いますが、「13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう」と言う本を読んでの今日の記事です。昨日この本の存在を知り、面白そうだなと思った矢先、反射的に購入ボタンを押して、一気読み。

音速、
光速、
瞬速、
爆速で
アァーーーーーーって
言っている間に読み終わりました。

今日の文章、いつもとは違ってよくわからない韻を踏んだような言葉遣いばかりです。この本ではこれが一生続きます。

戦国時代の歴史と言う点からも学べたことは沢山ですが、1番の収穫といえば、言葉の使い方。いや、ホントに。話術のプロフェッショナルである芸人さんが著した一冊と言うこともあって、劇を見ているかのような話し口調で、一気に世界観に誘われます。

こうした表現技巧テクニックは副産物としてかなり印象的でした。

ターゲットが13歳となっているこの本ですが、その年齢からほぼほぼダブルスコアの僕が読んでもだいぶ楽しめたので、
トリプルスコアだろうが、
クアドラプルスコアだろうが、
クインタプルスコアだろうが、
セクスタプルスコアだろうが、
セプタプルスコアだろうが、
オクタプルスコア(104歳)だろうが
楽しめるはずです。


入門書として学び直すのにとっても良いと思います。

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