見出し画像

まずは静観しておくべきという話

こんにちは。
DISH// の「猫」をヘビロテしているここ最近なのですが、どちらかというと僕は犬派だし、北村匠海さんも犬顔なので次は「犬」を歌ってほしいと思ってる松木蓮です。
#付き合いたてのカップルの惚気歌かな

(3181文字 / 約6分で読めます)

今日は、「まずは静観しておくべきだよね」という話です。日々新しいものが世に輩出される中で、最初は理解できないこととか、どういうこと?ってなるものって多いと思います。初代iPhoneが発売された時、多くの人が流行らないと言ったように。これはイノベーター理論と絡んでくると思うのですが、イノベーターでないかぎり、とりあえず息を潜めて様子を伺うのが吉みたいな話です。


▼否定の歴史

否定といえば、日本人は特によくわからないものを「宗教」と揶揄してしまうきらいがあって、これはグローバルスタンダードで見ると結構異常な現象です。おそらくオウム真理教の一連の事件のせいで、「宗教=悪、怪しい」みたいな感じになったんだと思います。

そんな否定の歴史を振り返ると結構痛々しい結末がみえてきます。最近ホットなサービスであるクラウドファンディングやオンラインサロンなどを例に取ってみます。

どちらもダイレクト課金型のビジネスモデルという点では同じで、たいていの場合は「応援」という名目でお金が動きます。もちろん、最近のクラファンプラットフォームはD2Cブランドのローンチメディアみたいに機能していますが。

オンラインサロンにしても、主宰が集客装置として稼働する場合に上手くいっていることが多いと思います。ひっくり返せば、売るべきものはスキルや情報ではなく、世界観や物語であるということになります。

スキルを商材としている場合のサロンは論理的に破綻していて、例えば、「絵が上手くなるコツを教えます!」みたいにしてしまうと、結末は必ず「会員が減る」なんですね。仮に加入者が絵の腕をあげれたとしたら、「上手くなりました、あざす!」と言って退会してしまいますし、逆に一向に成長がない場合は「おい、全然上手くなんねーゾ!」と言ってこれまた退会してしまいます。つまり、コミュニティーとして成熟しないんです。

ちょっと横道に逸れましたが、どちらのサービスも最初は否定された歴史があります。否定コメントの例はこんな感じ。

「クラファン?自分の金でやれよ!」
「サロンって何?怪しい!」
「クローズドのコミュニティーって宗教みたい、、」

こんなところでしょうか。危険なのは、中身や性質を知らずに否応なしにネガティブに走ってしまうことです。最初は何のこっちゃということって沢山あると思いますし、これからもどんどん出てくると思うのですが、まずは静観から入ろう、が合言葉です。

最近の僕の静観の例だと「Superhuman」というサービスです。メール版フェラーリと称されるサービスで、Gmailに対抗する形の富裕層向けorメールヘビーユーザーに作られたもので月額課金制です。僕はいまいちピンときていません。


▼なぜ静観が良いのか?

それではなぜ静観が良いのかを論理的に説明していきます。さっきのクラファンの例がわかりやすいと思います。

自分のやりたいことをプロジェクトとして立ち上げ、その活動資金を集める、というのが主旨のサービスだと思うのですが、それを「自分でやれ!」などと言って否定してしまうとヤバイ理由がこんな感じです。

否定をすることによって、自分の周りに自ずと似たような人が集まる。人は似たような人と徒党を組みがちなので、こうなるのは自然なこと。で、否定したはいいものの仮にそれが世間で受け入れられるようになると自分の立場が危うくなる。道は2つ。1つは、否定を貫く。もう一方は、手の平をひっくり返して寝返る。いずれにしてもコストがかかります。

ところでクラファンの1番の壁って何かというと、よく言われることですが、「ログイン認証」なんですね。どのプラットフォームにいっても、ログインしなければ支援ボタンを押せない作りになっています。

これがなかなか厄介なんです。僕も時々あるんですが、ログインしていないクラファンサイトを使ってプロジェクトを立ち上げた方のリンクを開くと、詳細を見るのにはログインする必要があって、そこで離脱してしまう、という経験が少なくありません。

で、かつて否定してしまった人は周りに否定する人がウロウロいるので、もちろんその人もログインなんてしていない。仮にコロナみたいな未曾有の事態が起きて、どうしようもなくクラファンで支援を募らなければならなくなっても時すでに遅しで、多分苦戦すると思います。

という感じで、否定をしてしまうと巡り巡って自分に刃が抜いてしまうという結論が歴史的なオチなので、やっぱりまずは黙って静観して動向を追うのが良いという感じです。


▼僕はどうだったか?

じゃあ僕がどうだったかというとこんな感じでした。クラファンはプロジェクトは立ち上げたことはありませんが、これまで少なくとも5回ほどは支援させていただきました。最初に支援したのは2018年だったと思います。

知人のカフェオーナーが店舗増築のために資金を募っていて、支援させていただきました。当時はまだ大学生でクラファン?何のこっちゃって感じだったのですが、「支援金⇄リターン」という構図はすんなりと受け入れることができて、特に何もなく支援しました。

その後、ビジネス書や動画などで「あぁクラファンってこういうことか!」みたいに徐々に理解が深まっていったという流れになります。

オンラインサロンはどうか?僕は今2つのサロンに入っているのですが、最初に入ったのはたしか2020年の夏ぐらいだったと思います。で、サロン的なもののファーストタッチは、もっと前でこれも2018年くらいだった気がします。

当時お付き合いしていた女性がサロン(サロンとは言ってなかったと思うけど)に入っていて、「ふーん」と言った感じで理解していた記憶があります。

そのサロンの主旨は、「旅行と写真と言葉」がテーマでSlackで展開されていると聞きました。主宰の方が旅行が好きで、行く先々で写真を取り、そこでの経験を言葉にしてサロンメンバーとシェアをする、といった感じのコンテンツです。時々オフ会的な感じで、フォトウォークなんかもしていたんじゃないかな。

そんな感じだったのですが、たしか半年区切りのサロンで会費は6000円(月1000円)とか。正直最初に聞いたときは「え、ちょっと高いな、、」と思ったのですが、お金を出す人が受け取るリターンに価値を感じているなら経済合理性がきちんと働いていて別にいっか、と受け流し「そういうのがあるんだぁ〜」みたいな感じで理解していました。

クラファンもオンラインサロンもファーストタッチが2018年と、世間的には速いのか遅いのかわかりませんが、当時はある意味で静観していて、過去の自分に感謝なのですが、やっぱり今振り返っても静観がベストだったなと思います。

最近だと今年1月下旬から1ヶ月ほど揺れに揺れたクラブハウスがそれに近いと思うのですが、僕は認知したのは割と早かったと思います。最初はやっぱりよく分からなくて、招待制だったのでそもそもやっている人を見つけられなかったというのがあるのですが、10日ほど静観して、ようやくやっている人を見つけて使ってみることができたというのがあります。

もちろんやる前はよく分からなかったのですが、使ってみて「なるほど、こんな感じね」といった具合に理解が追いついてくる、という流れです。

クラファンもサロンもそうですが、つくづく僕はイノベーター気質ではなく、アーリーアダプター、あるいはアーリーマジョリティーなんだなぁと思います。

ということで、今日は「静観した方が吉」というテーマで書きました。

それでは!

画像1


いただいたサポートで、心の栄養を蓄えようと思います。よかったらサポートお願いしますo(^▽^)o