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人は鏡だよねとよくいうけれど、本当にそうだと思う


1年前と変化した彼女



久しぶりに会った友人と話している時に、1年前よりずっとしなやかになったねと言われました。

しなやかとは「強さとやさしさが共存している」ということだそうです。

私からみると、その友人も同じ。
1年前より、しなやかさが増しているように見えました。

前からとても愛らしく、人に与える人でしたが、もう少し不安げで、強さはあまり感じませんでした。
でも、思い切って環境を変え、新しいことに挑戦し、人間関係も綺麗にしたと聞きました。
思い切ったことしたなあ、頑張ったなあと。

「自分を生きるっていうことがテーマだと思ったの。本当に、強くなりたいって思ったの」

会わない日々の中で、彼女が一生懸命に生きた様子が伝わってきました。
そして私のこの1年の日々も、感じてくれたようです。
私もさ、自分を生きるがテーマだったんだ。おんなじだね。

自分にない魅力をたくさん持っている私に、嫉妬したこともあると言っていました。そうなんだ!そういえば前も言っていたかも。
私もまた、全く私にない魅力を持っている彼女を、いいなあと思ったことは数知れず。

その時に、人は鏡だねという話になりました。
相手を通して、自分が見える。
影響し合っている。


これ私のことじゃん


ちょうど一年前。
ある場面で人に踏み込まないと行けない瞬間がありました。
その人は、かしこく冷静で、能力もあって人柄も優しく素敵な人。でもどこか自信なさげで、周囲に遠慮している感じがしました。

意を決して伝えた言葉。

「能力も影響力もあって、たくさんの魅力をもっていると思う。でも同時に、自分に自信が持てず、遠慮しているように見える」

言った瞬間に、自分自身に込み上げてくるものがありました。私、泣いていたんです。数秒後、言われた彼も泣き出しました。崩れるように、泣いていました。
突き刺さったと言われました。

それまでスマートに振る舞っていた、しかもそれなりにいい年齢の男性が涙する瞬間。ある意味、恥ずかしい瞬間をさらけだしたと思います。
でもその時に、やっと本当の彼が見えた気がしました。
「そうだよ、それがかっこいいよ」と伝えました。
一見かっこわるいことが、最高にかっこよかったりするわけです。

と同時に、自分に対してこう思いました。

「あ、今私が彼にいったことは、私のことじゃん」と。


人は鏡。言葉は返ってくる


その言葉は、自分へのメッセージだと、口にした瞬間に気づきました。
だから涙が込み上げたのだなと。

1年前のその頃の私は、まだ自分のしてきたことに自信を持てずにいました。
自分がやってきたことは、大したことじゃない。
そのままの自分を出すことも、ある意味怖がっていたかもしれません。人に踏み込む、という事が、苦手でした。

でも、表面的なことではやり過ごせないことが、この一年でたくさん起きました。

自分を素直に曝け出したり、勇気を持たないと行けない場面を超えていく。
そして、私に勇気を持って踏み込んでもらうこともたくさん経験しました。

今もまだ道の途中ですが、そんな日々を過ごしてきて思います。

誰かに対して向き合ってないなと思う時は、自分が向き合ってない時。
やさしくされないなと思う時は、自分も誰かにやさしくない時。
感謝されないと思う時は、自分が傲慢になっている時。

誰かに伝えたこと、誰かの行動を見て思ったことは、めぐりめぐって自分に返ってきたりします。
自分に対して、誰かがそう思っていたりします。
というか、そういうことがほとんどじゃないかなと思うようになりました。

人は鏡。繋がって影響しあっている。
だから自分次第。

そう思えるようになった私に対して、彼女は「しなやかになった」と言ってくれたのかも知れないなあと思います。

写真は彼女がくれたひまわりとケーキ。
ひまわりの花言葉は「情熱」。
私が一番大切にしている言葉です。

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