親を愛していない人はいない。

親を愛していない人はいない。愛ってのはエネルギーのこと。
プラスのエネルギーが愛で、マイナスのエネルギーが憎しみ。
正確に言うならば、親へエネルギーを向けていない人なんていない。
だって、親なんだもん。これ以上の言葉は必要ない。

親は無意識に、子供を支配していたいと願ってしまう。
どんなにいい親でも。

だからある意味、とても幸せな家族で育ったとしても、愛を向け続ける限り、それは親の支配下にあり続けるということでもある。

愛だろうと憎しみだろうと、親へエネルギーを向け続けるというのは、言い換えれば親の思う壺なんだ。

それにさらに憎しみに拍車がかかったって意味がないし、じゃあどうすればいいのって話なんだけど。

愛、憎しみを減らすんだ。想いを減らすんだ。
愛や憎しみをやめることが出来る人はいない。
でも、減らすことはできる。

そのためには、愛する人を増やすんだ。
愛するものを増やすんだ。
そうすれば、一人、ひとつあたりのエネルギーは少なくなっていく。

そうして、ほんのり親に支配されながら、別の愛したいもの、人、ことを愛していけばいい。
憎んだっていい。
そうやって生きていくのが、最愛の親への最大の復讐で、最高の恩返しなんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?