ブロンテ キャンベルさん

なんと、と言えば日本人なら赤ちゃん以外のほぼすべての人々が立派な奈良の都を思い浮かべる。それほど「なんと」と「立派な」は結びつきが深い。

という前置きをしたうえで、なんと、昨日はRENCLUBの教室に、オーストラリア代表スイマーのブロンテ キャンベルさん(25)が、書のワークショップをやりにやって来た。

2016のリオの4x100m自由形リレーの金メダリストだ。

金メダリストだぞ。
どうだ、凄いだろう。羨ましいだろう。
美人だったぞぉ。

と、
こう書いてはいるが、実は、撮影隊が置いていったスケジュールをすべてが終わってみんな帰ってしまってから見て「えっ、そうだったの?まじで?」となったのが実際のところである。

そんな有名な人だとは全然知らなかった。

オーストラリアのオリンピックの水泳関係者で東京オリンピックに向けてのフィルムを作成していて、今回書道をやっているところを撮影したいというメッセージがあったのだが、他のことで忙しかったからあまり考えもせずに「普通にワークショップを申し込んでくれれば撮影はどうぞ」って適当すぎる返事を出したのだ。その結果だ。

いや知らんやん。水泳全然知らんやん。

ブロンテさんともう一人男の人が書いて、動画をとるカメラマン男性が一人、携帯で写真撮影をしてためっちゃでかい男性が申し込んできた人。全部で4人。みんな水泳選手だろうな。でかいし。

いや、知らんやん。
うちなんかに突然そんなん来んやん。ふつう。

いや知らん、知らん。

ワイワイしてたから全然普通に「書はもっと静かにやるものだよ」とか言って黙らせちゃったりしちゃったじゃん。

いや、鹿ったわけじゃないよ。

みんな楽しかったようでめっちゃ喜んで帰ったよ。

「さよ奈良~ ありがと~」って言って。

なんとなんと…

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