飽くなき向上心
勝手に選手紹介のラストはこの方。
本間和生 選手
僕がプロのキャリアの中で最も長く同じチームでプレーした選手です。
長年ヨーロッパでプレーした後にアジアへ渡り、2014年から2019年までラオスでプレーしていました。僕は2015年2ndレグ〜2018年まで在籍したので、約4シーズンに渡って同じチームでプレーしたことになります。
この4シーズンの中で、優勝3回。ほぼ全てのシーズンで得点王に輝き、ラオスであげたゴールは100ゴールをゆうに超え、ラオトヨタFCの黄金期を作った立役者です。カズオさんの背番号18はラオトヨタの永久欠番として残り続けているほど、ラオスで最も結果を出し、最も愛されたレジェンドだと思います。
とまあここまでは誰もが知る本間和生選手かと思います。
僕が影響を受けた理由は、結果もそうだけどこれらの結果を出し続けた過程の部分。あくまでも僕の主観でしかないけれど。
飽くなき向上心
どの職業であってもプロの世界で激しい競争の中でプレーし、生活し続けていくことというのは簡単ではないと思います。僕自身もその厳しさというのを日々感じています。
サッカー選手として技術的に優れているかどうかももちろん大切ですが、フィジカル面、メンタル面、どちらもコントロールしながら常にいい状態を作るということも生き残っていくには大切な技術だと思います。
カズオさんと一緒に生活をさせてもらって、1番感じたことは、
飽くなき向上心
国際大会だろうが、リーグ戦だろうが、チャリティーマッチだろうが、紅白戦だろうが。
結果を出すために準備をして、日々を積み上げていくこと。
単にサッカーの練習をすることだけに限らず、人と会ったり、色んな刺激を取り入れながら、上手くなろうという気持ちが誰よりもあるところにとても影響を受けました。
僕が在籍した4シーズンでも監督が変わったり、チームの財政状況が変わったり、自分ではコントロールできないことがたくさん起こりました。
そういう中でも、淡々と自分が上手くなるために、結果を出すために、積み上げていくことがいかに大切かを背中をみて教えてもらいました。
技術があればプロにはなれるかもしれない。でも生き残っていくには、日々の鍛錬。これが全てだと思います。
僕もこれまで沢山のチャンスを得てきましたが、ものにできたものもあればできなかったものもあります。もっと言えば、チャンスすら掴めなかったことはたくさんあると思います。
長く結果を出し続けるにはチャンスを感じ取り、それを掴むこと。いつ来るかわからないチャンスを掴み取る準備と余裕を常に持っていることが大事なんだと思います。
そのための日々の鍛錬があって、それを支える飽くなき向上心を持っていること。
22歳で出会った時、自分で言うのも恥ずかしいけれど僕自身めちゃくちゃ尖ってました。サッカーのことしか考えていなくて、みんなライバルだと思っていたし、ずっと練習していました。
でもそれだけでは上にはいけないことを教えてくれたのはカズオさんで、人としての人間味がプレーに与える影響があることや、応援してもらうことがどれだけ大事かを言葉ではなく経験として教えてもらったと思っています。
飽くなき向上心を持って、自分のやるべきことを淡々と。オープンマインドで人生を楽しむ余裕を持つこと。
これが4シーズン共にして、僕が学んだ事の1つです。
球際でバチバチに競り合ったり、ゴール前での巧妙な駆け引きが日常だった日々がいまでは懐かしいです。
今度はチームメイトではなく、是非対戦相手として、真剣勝負の場でマッチアップしたいなと思っています。
また機会があれば僕が感じた凄い選手の魅力を勝手に紹介したいと思います。
でわまた。
It’s up to you
Renshi
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