デンマークのヒュッゲを味わう「シナモンロールとコーヒーの会」
デンマークの幸せ ヒュッゲ。
人と繋がる幸せ、ヒュッゲをお伝えする活動を、さまざまな形でしています。
その一つが「ヒュッゲを味わう会」。
ヒュッゲは翻訳できないデンマーク語、と言われていますが、ヒュッゲの温かく満たされる感覚を味わっていただきたいなと思っています。「感覚」というのは素晴らしいもので、自分が経験したものって、意外に忘れません。新しく刻まれて、自分の一部になるのだと思います。
私にとってヒュッゲの感覚は、デンマークの友人宅で、夕飯の後にお茶をしている時間。ちょっとチョコレートもつまんじゃう?なんて言いながら、暖かく揺れるキャンドルの光を見ながら、ゆったりと流れる時間。それは私の中に刻まれたヒュッゲの感覚です。
そんなヒュッゲの感覚を味わっていただいて、自分の暮らしの中にも、ヒュッゲな時間を持っていただけたらなと思っています。
ヒュッゲの会 @水道ギャラリー
昨年より、東京・江戸川橋のお鮨屋 酢飯屋さんに併設されている水道ギャラリーさんにて、ヒュッゲの会を開催しています。
シナモンロールとコーヒーの会。
コーヒーに情熱を注ぐ写真家・蓮井幹生さんとのコラボでお届けしています。
デンマークの有名ベーカリーから教わってきた、バターとシナモンの香りが豊かなシナモンロール。そして、蓮井さんの手焙煎による魔法のようにすっきりと香り高いコーヒー。
デンマークのヒュッゲを味わうのにぴったりの組み合わせなんです。
春まで開催していたのですが、感染状況を踏まえ、5月のスモーブローの会をキャンセルしてから、ヒュッゲの会は長らくお休みとなっていました。
そして今回、久しぶり(半年以上ぶり!)に11月23日(祝)に開催しました!
多くの方にお運びいただき、定員を9名から10名に変更しての開催です。
当日の様子
ちょうど紅葉が美しかったので、お散歩がてらに拾い集めてきた葉っぱとキャンドルで、秋の彩りです。
会場に入ると、オーブンで焼いているシナモンロールの温かい香り、そしてコーヒー豆を挽いている香ばしい香り。春の会に参加された方が「香りのマリアージュが素敵でした」と言われましたが、この香りの豊かさが、なんともゆったりとした気分にしてくれます。
コーヒーは2種類ご用意。今回は浅煎りと深煎りで、シナモンロールとの合い方や味の変化も楽しんでいただきました。
北欧のシナモンロールはカルダモンが生地に練り込まれた、香り高いシナモンロールです。砂糖のアイシングがされていないので、重たすぎず、でもバターのリッチな香りが美味しいシナモンロール。
日本で販売されているシナモンロールはアメリカのタイプが多いので、北欧のシナモンロールは知らなかった、という方も多いんです。今回は春からのリピート参加で、絶対にシナモンロール食べたいと思ってました!というお声も何人もいただいて、嬉しいかぎり♡
蓮井さんのコーヒーのファンの方やヒュッゲを味わいにこられた方、いろんな方にご参加いただきました。
当日はシナモンロールとコーヒーを楽しんでいただくほか、自家製ライ麦パンとチーズ、果物もお出ししています。
みんなで一緒に過ごす幸せ
久しぶりにヒュッゲを皆さんと楽しもう、と思って開催したのですが、主催の私自身、本当にヒュッゲを味わいました。心がゆったりとくつろぎ、身体がゆるみ、笑顔が溢れました。
ああ、こういう時間が大切。
コーヒーとシナモンロールの香り。
美味しいものを人と食べる、ゆったりとした時間。
その魔法は、毎日のなかの、小さくても温かい幸せ。
またぜひ、開催したいと思います。
Photos by マイさん
instagram @matsumotomai.tada
instagram @cfillifc
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