見出し画像

"幸せな国"デンマークのヒュッゲ文化を知る2ヶ月の冒険〜準備編②

デンマークの幸福感、ヒュッゲがどのように生まれるのか知りたい、という気持ちから、デンマークに住んでみよう!という冒険に出ることにしました。

まずは準備ということで、滞在先を考えた経緯は前記事でお読みください。

最初は4-5ヶ月を予定していたデンマークの冒険ですが、いくらフリーランスでも、さすがにお仕事を半年近く空けるのは難しくなり、、、最大2ヶ月の計画に変更せざるを得ない状況に。

2ヶ月だとビザは必要ないので、受け入れ先を探すことが準備のメインになりました。

冒険の目的をはっきりと決める

限られた時間の中で体験を深めるために、どんな体験をしたいのか。何を目的とした活動なのかをしっかり決めて、友人たちに相談して(友人経由で)受け入れ先を探すことにしました。

実はこれが一番難しかった。

なぜかといえば、ヒュッゲという日常にある文化を知りたい。どんなシーンでヒュッゲが生まれるという法則を知らないからこそ、デンマークに行くわけです。何をリクエストしたら、ヒュッゲが生まれるシーンを見られるか、自分で知りたいシーンに出会えそうな場所を考えなければならなかった。
デンマークの味を知りたいし、キッチンで修行させて欲しい。でも、私はプロのシェフではないので、知識もスキルもプロのレストランで料理修行させてください!というのも簡単ではありません。

考えた結果、こうなりました。

冒険の目的:
☆ デンマークの料理の味を知る
☆ デンマークの食を取り巻く文化を体感する

実際には、この目的を説明する短い文章(自己紹介を含む)を作って友人たちに送り、滞在候補先に送ってもらい、滞在先を探しました。

1つ目の滞在先が決まった!・・・でも

まず友人に勧められた滞在先の1つは、オーガニックの小麦・ライ麦などの生産・製粉をしている、Falslevgård Mølleでした。この製粉所、私はライ麦粉などを多く買ったことがあり、よく覚えていたところです。

この製粉所、品質が素晴らしいのです。石臼引きで新鮮なのはもちろん、粉の香りがいい。そして、オーナーはいろいろと食べ物の大切さについて情報発信もしていて、哲学がある人です。サワードウなど健康に良いパンを自分で作れるように、パン教室なども開催していて、私の活動にもぴったり。友人経由で連絡してもらって、メールを2週間くらい待ったかな。

2週間の滞在でOKが出ました!やったー!

素晴らしい体験ができるだろう、とウキウキしていたのですが、、、数週間後にキャンセルになりました 涙 製粉所の仕事が想定より大変忙しくなり、面倒を見てあげる余裕がなくなってしまった、という連絡がきたとのこと。

しょんぼり。でも、仕方なし。
本業が優先されるのは当然です。あくまで有志として滞在を受け入れてもいいよ、という話なのですから。

今回調べ直してみると、この製粉所はちょうど2018年夏頃(私が滞在をお願いした頃)事業承継の計画をキャンセルするトラブルがあったそうで、2019年に廃業になりました(上記リンクはそのことに関するニュース)。大変な時期だったのですね。

キャンセルになったのは、出発の1-2週間前だったと思います。なので、大丈夫だろうか、と不安になったことは事実でした。。。


冒険の目的地は、人の繋がりから

「2ヶ月の中で、デンマークの食と食文化を体験できる滞在先を探して!」という無茶なお願いにもかかわらず 笑、友人、知人のツテをたどり、素晴らしい滞在先に巡り合いました。

そうして、デンマークを深く知る素晴らしい冒険が始まり、デンマークの社会や価値観をを形成する3つの場所に滞在しました。

  1. Kro(クロ):伝統的な料理を楽しむレストラン、をメインとするホテル

  2. Folkehøjskole(フォルケホイスコーレ):デンマーク発祥、北欧諸国にある全寮制の生涯学習の学校

  3. Efterskole(エフタスコーレ):中学生(9〜10年生)を対象とするオルタナティブスクール。1年間コース、全寮制

それぞれの滞在での体験や学びについて、これから書いていきたいと思います。

デンマークの幸せの秘訣、ヒュッゲな時間をもっと広めるためにサポートいただけたら嬉しいです! いただいたサポートはオープンサンドの試作など、デンマークの食文化研究に使わせていただきます。