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【性格診断】INFJの哲学的・心理学的分析①ー豊かな感受性による性格形成(仮説)ー

こんにちは。ライターのRenaです。

以前の記事では、INFJの四つの要素、

  • 内向型

  • 直観型

  • 感情型

  • 判断型
    を軸にして、私個人の視点からINFJの具体的な例を書きました。
    その記事はこちら👇

INFJの性格なんかを見ていると、豆腐メンタル、頑固な側面があるなど挙げられています。

わかるー!⭕️と思う点もあれば、私は違うかも😕というと思うことも多々。

もちろん、性格診断はあくまで統計的な「傾向」なので、全員に同じ特性が当てはまるわけではありません。
しかも、抽象化・一般化された表現(「温厚」「共感性が高い」など)ですと、どうしても、ニュアンスの違いや解釈の違いが出てきてしまうので、読み手からするとなんか違うなぁと思ってしまうこともあります。

ですので、本記事ではINFJ=平和主義のような定義づけではなく、
「INFJの特徴がなぜ平和主義、洞察力・共感力が高い」と言われるのかを、心理学・哲学的な視点から個人的な具体例を交えて書いていこうと思います✏️

⚠️本記事は理屈っぽくて読みづらいです。
⚠️独断と偏見が盛りだくさん。
⚠️内容的にも、哲学っぽいな、と思うかも知れません(当方哲学学士取得者につき)
⚠️あくまで私個人の自己分析の派生(自己満足)として文字起こしをしている記事なので、同じINFJの方でも共感いただけない場合があるかと思います。
⚠️あくまでご参考になれば、という次第です🙇‍♀️

ご参考までに、16PersonalityのHP👇

※ヘッダーの画像もこちらから引用しています。


INFJの深層心理に迫る

私は2回ほどINFJ-Tという診断を受けています。
が、私自身は「優しくて温厚な平和主義者」とはかけ離れている、と自分では思っています。
というのも、周囲からは天使のように優しいと評価されますが、😇
実際は他者と常に距離を置くバリバリの個人主義者ですし、かなり欲まみれだという自負があるからです。笑

つまり、INFJの優しさは水面上で見えている「氷山の一角」🧊であって、水面下ではものすごいカオスが潜んでいる。

もちろん、裏表や隠し事がない人間なんて滅多にいないので、誰しもこういった傾向はあると思います。
しかし、INFJはこの目に見えない部分が本当に見えない。自分でも見えない時がある。(当社比)

なので、この水面下の氷山に焦点を当てて、自分の性格の基盤ないし「INFJとは」を考察していきます✏️


INFJの特性は感受性が基盤となっている説

①豊かな感受性

「INFJは共感能力が高い」と言われますが、その基盤となっているのは感受性の豊かさだと思います。
どいうことかといいますと、五感や第六感が鋭く、強烈なイメージや感情と結びついている、ということ。
これがレベルアップすると、心理学用語でいう「共感覚」に近い現象が起きます。
(共感覚の例:視覚情報である光が強いとき、「うるさい」と聴覚的に捉えたり思ったりすること)

個人差はありますが、誰でも感受性はあります。

音楽を聴くと、リラックスできたり前向きな気分になれたりしますよね。
「仰げば尊し」を聴くとセンチメンタルな気分になる感じ👍

私の場合、共感覚もたまに発動するので、よく味や匂いがします。
ショパンを例に取り上げてみます🎹
ノクターン9-2はチョコレートが舌の上で溶ける味と感覚がします🍫
ワルツ64-2は秋の夕暮れのちょっと冷たい空気の中、落ち葉の上を歩いている時の森の匂いがします🍁
音源はこちら🎧👇

②感受性が高い人は主客同一化の認知

さて、感受性が強い人が何かを認知するとき、ただ見たり聞いたりしているわけではありません。全神経を集中させて「そのもの」のあるがままを理解しようとします。
知覚する外界の在りようを脳が情報として処理するのではなく、ありのままに存在しているその存在を自分に取り込もうとしている。
例えるなら咀嚼せず鵜呑みです。

なので感受性が強い人は、「自他の境界をなくし、主体と客体を同化して理解する」という、外界に対する認知の傾向があるのではないかと思います。
早い話が、「常に相手の立場に立って考える」。
でもそれは自分が他者の立場だったらと仮定するのではく、その人が体験してきた過程や気持ちを自分が追体験するような感覚です。
だから相手が考えていることも、気持ちも自分が体験したかのように理解できる。

👆の音楽で例えるなら、
・この作曲者は何を伝えたかったのか
・ピアニストの人はこういうクセがある弾き方をしているから、きっとこんな性格の人なんだろう
ということが頭の中に流れ込んできます。

ただ単に想像力があるだけかもしれません。
が、ここはあえて深掘りして、こうした認知には原始的本能が関わっているのではないかという仮説を立てていきます。

③原始的本能に由来する外界の認知

なぜ原始的本能なのか。
それは②で見たような主客同化は、赤ちゃんが世界を知ろうとしているときと似ている、と思ったからです。
生後1年ぐらいまでの赤ちゃんの認知は、非常に本能的です。
彼らはまだ外界のこと何も知りません。何も知らないのだから、目の前にあるものに触れて、口に入れて、自分の中に取り込んで、それが何なのかを知ろうとします。👶
つまり、彼らの脳内は真っ白なキャンバスのようなもの。📝
偏見も知識もないので、自分の周囲がどういう状況なのかを、全身全霊でアンテナを張って把握します。
そしてその環境で体験したときの自分の感情や感覚をベースに、本能的にそれが良いものなのか否かを判断していきます。
快・不快が一番最初に沸き起こる感情と言われていて、赤ちゃんは不快であれば泣いて自分の置かれている状況がよくないことを親に知らせます。

このような原始的本能は、生命活動に直結していると考えられます☝️
赤ちゃんだけではなく、子供も大人も経験しているのが「恐怖」です😱
例えば私たちが命が危険に晒された状況に直面すると、我々の脳は「危険信号」を発します。これが恐怖という感情となって、この場から逃げなきゃ!という思考回路になります。
これは、DNAレベルで動物に刻まれている本能のようなものです。
原因は脳が発する「危険信号」によって感じる底知れない不安と強烈な不快感は、自分の置かれている状況を全体的に見たときに自分の頭の中に「降ってくる」感覚です。
何かはわからないけど、「良くないことが起こる予感」。
外界に対して全身全霊でアンテナを張っているからこそ感じ取れる、感情になる前・言葉にするより前の「なんとなく」、つまり第六感は、自然界で生き残る上では必須の能力です。

このような原始的本能は狩猟社会では敵の襲撃に備えたり、獣の気配を敏感に察知したりするのに役立ちますが、現代社会では無用の長物のため鈍っていきます。

それに反してINFJは、この本能的な第六感が鋭いまま大人になった人なのではと思います。

③洞察と直観の研鑽

しかし大人になっても、不快だから泣き喚く、なんてことをする人はいないと思います。笑
なので、外界に存在するものの「あるがまま」を第六感を駆使して全身全霊で認知するけれど、「自己」という主体を保ったまま、ありのままの対象を受け入れるというスタイルに変わっている、と考えられます。

仏教で言うところの「無我の境地」に近いかもしれないです。
主観的な偏見を一切排除して、対象を静かに観察する。
そして真空となった自分の中に対象の存在を吸い込んでいく。

アリストテレスの蛙の例を出すなら🐸
(A)蛙を解剖して、どのような肉体構造をしているのかを調べることによって蛙とは何かを知る(物質主義的アプローチ)ではなく、
(B)蛙そのものがどのような環境で行動し、生きているのかの在りようを全体的に観察し、カエルの本質を見極めようとする(全体論的アプローチ)

もちろん時と場合によっては解剖もしますが🍽
基本的には、(B)の観察によって物事を見極めようとしています。

感受性が高いがゆえに、そのものから得られるすべてを取り込む。
そして、そこからそのものの本質を「主体である自己」の観察によって見極めようとするから洞察力が鍛えられる。

こうすることで、「本能的に対象の本質を察知し、理性的に対象を再度理解する」というプロセスがなされている。と思います。

④感受性が強いが故のこだわり

しかし、物事には裏と表があるように、このようなものの認知には弊害があります。
それは👆のように、全身全霊で外界のと関わるので、そこから得られる情報量に圧倒され、影響されます。つまり疲れやすい。
子供の頃からのクセみたいなもので、無意識にやっちゃって満身創痍です。

東京で人混みの多さに人酔いする、フェスのイベントで盛り上がっているあの熱狂的な雰囲気に呑まれて自分もハイテンションになる、みたいな感覚です。疲れちゃいます。

そんな場所に四六時中いたら、もちろん休まりません。
なので、一人の時間が大切。

また、外界から受け取る情報が自分の感情や脳内イメージ、その日の行動など全てに影響されるので、もちろん慎重に何が自分にとって最適なのかを選り好みします。
これが、「こだわりの強さ」の所以なのではと思います。

私の場合、感受性及びこだわりが一番強く出ているのが「言葉」です。
お祝いのメッセージとか2−3行書くのに、丸一日費やしたりします😅

話し手のファッション、身振り手振り、言葉の選び方、声のトーンなどから、その人の性格や思考パターンが数学の公式のように自分の頭に降ってくることがよくあるので、誰かに何かのメッセージを伝えたいときはものすごく慎重に選びます。

ちなみに、服もほとんど黒で柄物はNG。
照明も自然光か暖色のもの以外は無理とか色々こだわりがあります。


まとめ


以上、自分の持っている性質をINFJの性質と照らし合わせて考えるとこんな感じかなと思いました。
まとめると、

・INFJの共感能力は感受性の豊かさゆえ
・感受性の豊かさ=主客同一の認知に由来
・対象を理解するために第六感や洞察力が磨かれる
・他者=自分になりがち
・ゆえに、自他を分ける(自分を守る)ために「自分らしさ」や「こだわり」強めになる

本記事を書いていて、しっくりこなかった部分もあるのでその部分はおいおい追記で書いていこうかなと思います。

参考になれば幸いです🍀

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