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【UX × ChatGPT】ChatGPTでUXデザイナー職はなくなる!? 基本的な知識から活用法、将来を探る

こんにちは
UXデザイナーのRenです

今回の記事では、ChatGPT-4の基本的な知識や仕事への応用方法、限界と課題、そしてUXデザイナーの仕事への影響について詳しく解説していきます。

1.ChatGPT-4とは

ChatGPT-4は、OpenAIが開発したAI技術で、自然言語処理(NLP)を駆使して人間のように会話ができるツールです。

自然言語処理とは、大量のテキストデータを学習し、言語の構造や意味を理解することで、文章の生成、翻訳、感情分析、文書分類、対話システムなどのタスクが可能になります。


2.ChatGPT-4の仕事への利用

2.1 基礎的な業務への利用

テキストデータを用いた業務は得意としています
文章生成、翻訳、要約、感情分析、文書分類、etc….


2.2 UXデザイナーの専門的な業務への利用

  • サービス理解:市場調査、競合調査(STP、4P、SWOT分析等)、業界トレンド調査、ニュース記事等のコンテンツの分析や洞察の提供

また、UXデザインの6STEPでのChatGPT-4の活用例は下記になります

  • STEP 1 - 理解:インタビュー対象の提案、インタビュー支援、インタビュー結果の分析

  • STEP 2 - 共感:ペルソナ・カスタマージャーニマップの作成、感情分析、課題・ニーズの特定

  • STEP 3 - アイディエート:アイデア生成支援、新たな解決策やデザイン案の提案、業界事例やベストプラクティスの提示、ユーザシナリオの作成

  • STEP 4 - プロトタイプ:UIのテキスト要素やアクセシビリティガイドラインの策定、タスクフロー最適化の推奨事項を提供

  • STEP 5 - テスト:ユーザーテストのフィードバック収集・分析支援、プロトタイプの改善や再デザインの提案

  • STEP 6 - ローンチ&計測:製品パフォーマンスデータを分析、ユーザーエンゲージメントやコンバージョン率などの洞察を提供


4. ChatGPT-4の限界と課題

4.1 情報の正確性とバイアス問題

ChatGPT-4は、大量のデータを学習することで知識を獲得していますが、必ずしも正確な情報や最新のデータを持っているわけではありません。
また、学習データに含まれるバイアスがモデルに影響を与えることがあります。そのため、生成される文章が正確であることを確認したり、バイアスの影響を考慮することが重要です。

4.2 倫理的な議論とAIの責任

ChatGPT-4のようなAI技術は、倫理的な議論やAIの責任に関する懸念も引き起こしています。データプライバシーや知的財産権の問題、不適切なコンテンツ生成など、さまざまな問題が存在します。


5.UXデザイナー職の未来

ChatGPT-4を開発しているOpenAIに所属しているシェイン・グウさんは2022~の時代の「リーダー」の一つとしてUXデザイナーを挙げています。

OpenAIのシェイン・グウが語る、”生成AI時代”の日本の「強みと新たな可能性」とは?
https://www.youtube.com/watch?v=QmgmEyPJhp8

これはなぜなのでしょうか?
(ちなみに動画の中では詳しく触れられていません・・・)

一つにはAIを用いたビジネスが前提となっている中でも、
UXデザイナーの視点、
つまりユーザが何を求めているのかニーズや課題を見つけ、それがどのような状態であれば良いのか、その状態にするにはどうすれば良いのか、という視点でのAIの活用が重要になってくるということが考えられます。


6.UXデザイナーのNEXT ACTION

5.1 AIとの協働の模索

一部のタスクは自動化され、なくなる可能性があります。
しかし、AIは人間の創造力や直感、感性などの要素を完全に置き換えることは難しいため、人間とAIの協働が重要になります。
効率化やアイデアの補完をAIに任せ、人間はより高度な判断や創造的な仕事に集中し価値を出すために、協業を模索していきましょう。

5.2 スキルセットの変化

AI技術の進化に伴い、ビジネスが変化していく中で、自社or支援先企業もAIを用いたサービスやプロダクト開発・競争が加速してきます。
そのため、UXデザイナーも新しいスキルセットを習得する必要があります。(例:AIとのコラボレーション方法やデータ解析能力、AIの倫理的な利用に関する知識など)


最後に
何はともあれ、ChatGPTを触ったことがない方は触ってみるところから始めると良いと思います

今後もChatGPTなどのAIと、UXデザインに関する記事を書いていきますので、ぜひフォローください。

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