勉強会レポート - 画家 ヨハネス・フェルメール
こんにちは!✨
デザイン部の anju です🪅
今回は先日団体内で行った対面MTGでの
勉強会レポート記事になります🥰
今月のテーマは画家🧑🏻🎨
私は今回ヨハネス・フェルメールについて取り上げたのでその内容をご紹介していきます🎄
ヨハネス・フェルメールについて
ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)
17世紀オランダ、バロック期の画家として知られています彼の独自のスタイルと卓越した技術は、「光の魔術師」と呼ばれるほどで、光と影の効果を巧みに利用し、静かで内省的な雰囲気が特徴です👀
現代の芸術愛好家や美術史研究者に高く評価されています🎨
フェルメールの生涯
17世紀のオランダで画家として成功したものの、
若くして亡くなった後、その名は次第に忘れられてしまいます。
そんな、謎に包まれたフェルメールの生涯についてご紹介していきます💭
【フェルメールの青年期 ー画家としての出発ー 】
1632年 オランダの港町・デルフトで生まれる
1653年 当時21歳の時に、「聖ルカ組合」に加入
🔍聖ルカ組合とは?
当時、ギルドという職業別組合が存在しました。
芸術家が所属するギルドは共通して「聖ルカ組合」と名付けられ、この組合に入ることによって、自作への署名、デルフト市内で自由に自作を売る権利、弟子をとることが許されます。
つまり、この組合に入ることによって、プロの画家としてのキャリアをスタートさせていくことになります👨🏼🎨
【フェルメールの転機 ー物語画から風俗画家へー】
フェルメールは当初、宗教画や歴史画などの物語画を描いていました。当時、絵画にもヒエラルキーがあり、物語画が最高位でした。なぜかというと、描かれる人物が偉い人であり、これを欲しがるのもまた偉い人であり、さらに画家の教養がないと描けない難しい主題であったからです⛪️
しかし17世紀中ごろのオランダでは、市民が家に絵を飾ることが習慣化され、難解な物語画よりも、庶民の普段の生活を描写した風俗画の方が人気を集めるようになりました。
そこで、フェルメールも風俗画を描くようになりました。
【フェルメールの全盛期 ー成熟の時代ー 】
1660年頃 「牛乳を注ぐ女」制作
1665-1666年 「真珠の耳飾りの女」を制作
この頃に代表作である「牛乳を注ぐ女」や「真珠の耳飾りの女」を制作し、画家としての実力を成熟させていきます👀
【フェルメールの晩年】
1670年 フェルメールの母、姉が死去
1672年 第3次英蘭戦争始まる。
→オランダが不況時代に入る
絵画が売れない時代に入り、その上子供が11人いるフェルメールは生活に苦労するようになる
1675年 43歳という若さで生涯を終える
フェルメールの代表作
戦乱の波にもまれながらも17世紀を生きたフェルメールは43歳で生涯を終え、20年のキャリアで彼が描き上げた作品数は、わずか30数点と非常に少ないものでした。そんな数少ない作品の中で彼が残した代表作について紹介していきます🖋️
描かれているのは、使用人が牛乳を注いでる日常のシーン🥛水仕事で赤く荒れた手で瓶を持ち、物憂げな表情で牛乳を注いでいるのに、どこか優雅さを感じさせる作品です。
その理由は、フェルメールの色使いにあると言われています。
補色の関係にあるエプロンとテーブルの青色と上着の黄色がコントラストを際立たせ、牛乳瓶の赤色と袖の緑色が女性に華やかさを演出しています。
さらに、差し込む光に反射した白い肌と白色の壁が、女性の存在感を鮮明に浮かび上がらせています。
フェルメールの作品の中で最も有名な「真珠の耳飾りの少女」。フェルメールを知らなくてもこの作品をどこかで見たことがある人も多いと思います。
描かれているのは、真っ暗な背景の中に佇む謎めいた表情をした少女。光の表現を意識したフェルメールの作品の中では珍しい、黒い背景が特徴的な作品です。
この作品で使用されている色は少なく、基本的に青と黄色で構成されたところが特徴です。この作品でもまた補色関係である2つを組み合わせて、背景の暗さに負けない色の輝きが生まれています🔵🟡✨
おわりに
フェルメールの代表作品をみても、鮮やかな青色が特徴的ですが、これは、「ウルトラマリン」という鉱石のラピスラズリを原料に作られた絵具で、当時、非常に高価なものでした。
この青色をフェルメールがよく愛して使用していたことから、「フェルメールブルー」と呼ばれるようになりました。
このフェルメールブルーが使われている作品はどれも名作で、フェルメールがこの色を愛していた理由がよくわかると思います💎
他の作品もフェールメールの色の使い方やフェルメールブルーに注目してみると、より作品を楽しむことができるかもしれません🤭
next...
【coming soon】
お楽しみに!
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