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鮭の蒸し焼き 地中海沿いフランス ラングドックの赤ワイン

先日、焼き魚に合うワインを聞いてみたところ、いろいろと店のストックからオススメを提案してくれた酒屋の店主。5本を購入したが、実家で思いのほかワイン消費が早く進んだため、数日後、同じ酒屋を再訪する。今回は、少しハードルが上がってしまうが、焼き魚に合う赤ワインを見繕ってもらうようにお願いしてみる。
フランス地中海沿い、ラングドック地方のグルナッシュで造られたワインを提案される。ミネラル豊かな土壌で、魚の風味とも繋がりやすいだろうとのセレクションの背景について説明あり2,000円少々とリーズナブルなのも嬉しい。

さて、夕飯は鮭の蒸し焼きだ。

鮭の蒸し焼き

蒸し焼きにされた魚肉がはらりとほぐれる。塩焼きのような焼き目のこうばしさがない分、ソフトながら魚肉の風味がジンワリと伝わってくる。

フランス ラングドック地方の赤ワインをひと口。

ドメーヌ・レグリエール グルナ

ドメーヌ・レグリエール グルナ 2,090円
Domaine de l'Aiguelière, Grenat, Languedoc, France, 13.5%
ドライフルーツ、レーズン、穏やかに樽香、かすかに酸化的な香りも。
陽気な果実味、甲高いバランスの果実味と酸味、酸味は穏やか、タンニンは非常に滑らか。

鮭の蒸し焼き鮭と合わせる。焼きとは異なり、水分が残ったソフトな風味の魚肉には、ワインの風味が強すぎたようだ。また魚の臭みもわずかながら立ち上がってしまった。しっかりと火で水分を飛ばすとこのワインにも寄り添いそう。
店主にはしっかりと焼きか蒸し焼きか、説明をしておくべきだった。またワインに少し、熟成、酸化的ニュアンスが感じられたので、若めのビンテージだともう少し相性が良さそうだ。とはいえ、赤ワインでここまで違和感なく鮭の蒸し焼きと合わせられるワインを見つけられたのは貴重な体験となった。
相性: ★★☆☆☆

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