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ツナコーントマトパスタのカレーソース インド生まれのスパークリングワイン

 先日、カッペリーニを大量に茹でた(500g)。たたみいわしを乗せてトマトレモンパスタにしたが、冷蔵庫にまだ残っていた。

 ツナとコーンのパウチを開けて冷えたカッペリーニの上で解放。スライスした静岡県産トマトのアメーラを乗せ、ミックスナッツを砕いてパラパラと。アメーラは高糖度トマト。さらに残っていたレトルトのビーフカレーを温めパスタの周囲をカレー攻め。カレーソースだ。いろいろと乗せ過ぎた。

 カレーソースということで、セラーから最近開栓したインド産スパークリングワインを取り出す。スパイスとの繋がりはきっと悪くないはずだ。

 このスパークリングワインはクレマン・ド・ナシックというネーミング。クレマンはフランスの8地域、ボルドー、ブルゴーニュ、アルザス、ロワールなどで生産される瓶内二次発酵製法のワインに対してのみ使用される呼称。クレマン・ド・ボルドーといった呼称だ。余計な心配だが、こんなに堂々とクレマンを名乗って大丈夫なのだろうか。とはいえ一定のクオリティを備えていて、名前負けと断定する前に一杯飲んでみる価値がある。スパイスとの相性も良い。

スーラ ブリュット クレマン・ド・ナシック NV, 12.5%, インド, ナシック, 2,674円
Sula, Brut, Creman de Nashik, India NV

 ワインについては先日のNoteに。シリコンバレーで働いていたラジーヴ・サマントが故郷のインドで立ち上げたワイナリー。このワインには白ブドウはシュナン・ブラン、シャルドネ、ヴィオニエ、リースリング、黒ブドウはピノ・ノワール、シラーズを使用。香りには青リンゴ、洋梨、微かにグレープフルーツ。フレッシュなフルーツ香に白い花、ほのかにハーブ。非常にドライでキュッと舌が引き締まる酸味、余韻まで一貫してドライ。葡萄屋で購入。
 ツナコーントマトパスタのカレーソースにワインを合わせる。ワインの干しワラ系のほろ苦いタッチとしっかりドライながら充実の果実味が、カレーソースに共鳴。特にスパイスの中でもほろ苦さと重層的なフレーバーをもつクミンとの相性が良い。ワインのほろ苦さがスパイスに奥行きを与え、辛味のみならず味覚が複雑に刺激される。そのままツナの脂もワインの泡と酸味の刺激がさっぱりとさせてくれる。細麺のカッペリーニは味わいが穏やか。その穏やかな味わいにも、ワインの泡の刺激が心地よく寄り添う。相性: ★★★★☆

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