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ホタルイカの酢味噌和え 島根ワイナリー縁結 甲州の吟醸香

ホタルイカの旬の春から初夏にかけて。ホタルイカが食卓に上ると気分が春めく。
昨年の春はホタルイカと菜の花のパスタにシャンパン、酢味噌和えに勝沼の甲州ワインを合わせていた。

今回はオーソドックスな酢味噌和えに加えて、ピーマン和え(細切りにして麺つゆ漬けたピーマンを和えゴマをトッピング)、銀杏和えに。

ホタルイカの酢味噌和え
ホタルイカのピーマン和え
ホタルイカの銀杏和え

合わせたワインは山梨の白ワイン(甲州品種)、ボルドーの白ワイン(ソーヴィニョン・ブラン主体)。ボルドー白はパワフルな果実味がホタルイカのほろ苦さに反発してしまったが、島根ワイナリーの縁結 甲州のまとう吟醸香は素晴らしい相性。ホタルイカの魅力をきっちりと引き立ててくれる。
今回、冷蔵庫を見て思いつきでホタルイカにピーマンと銀杏を和えてみた。銀杏は期待ほどの相性ではなかったが、ピーマンはほろ苦さが繋がり、またピーマンのグリーンな爽やかな香味が後味をすっきり引き締めてくれる。悪くないです!


島根ワイナリー, 縁結, 甲州, 2019, 1,980円

起源は昭和34年(1959年)に遡る。デラウェア100%でのワイン醸造を開始。ワインの原料となるブドウは、生食用のデラウェアや契約栽培の甲州、マスカット・ベーリーAを中心としていたが、適地を求め中国山地の奥出雲町(旧横田町)に自社農園「横田ヴィンヤード」を開園するなどし、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニョン品種といった高品質な国際品種のワインもリリース。

香りには青リンゴ、白桃を微かに、吟醸香のような華やか香り、セルフィーユ、香りのボリュームは控えめでスリム。
味わいには瑞々しくピュア、透明感の高い繊細な果実味。酸味は穏やか。余韻に旨みとほろ苦さを軽やかに。わずかに熟成から来る落ち着きやひっかかりも余韻に。

ホタルイカの酢味噌和えに。吟醸香が酢味噌ないかのほろ苦さに繋がる。相性: ★★★★☆

ホタルイカのピーマン和えに。島根ワイナリー。ワインのセルフィーユがピーマンに心地よい繋がり。相性: ★★★★☆

ホタルイカの銀杏和えに。熟成してないものの方が吟醸香がより強く合うのでは。相性: ★★★☆☆


シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン, ブラン, フランス, ボルドー, 2018, 14%, 5,170円
Château Larrivet Haut-Brion, Pessac-Leognan, 2018, 14%

ボルドー地方のグラーヴ地域のなか、ぺサック・レオニャン地区の中心部に位置するシャトー。シャトーの歴史は14世紀まで遡る。1996年からは著名な醸造家ミシェル・ロラン氏をコンサルタントに起用。ソーヴィニヨン・ブラン75%、セミヨン25%。
香りにはピンクグレープフルーツ、オレンジの快活且つ熟度高い果実香。グリーンペッパー、レモングラスのハーブ香。よく溶け込んだ樽香、若さも残り熟成ポテンシャル高そう。
風味には力強い果実味、引き締まる酸味。鼻腔を抜けるリッチな樽香とヴェジェタルな芳香がバランス良い。噛めるような緻密で重量感ある質感。余韻はクリーミーでまったり。

ホタルイカ酢味噌和えに。ワインの酸味と酢味噌との相性はまずまずだが、力強い果実味にいかの生臭さがわずかにたつ。相性: ★★★☆☆

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