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サーモンのオリーブオイル垂らしディル添え 丸藤葡萄酒エチュード

スーパーでイサキとサーモンの刺身を購入。出張もあり、しばらく新鮮な刺身から遠ざかっていた。イサキにはイタリア産スプレー式のレモンオリーブオイルを噴霧し大葉を添える。サーモンにはオリーブオイルを垂らし、乾燥ディルを添える。乾燥ディルは海外のスーパー(カルフール)で購入。1,500円ほど。

このレモンオリーブオイルのスプレー、乾燥ディルが鮮魚へのちょっとした味付けに重宝する。

レモンオリーブオイルのスプレー
感想ディル

最近は間があいてしまっているが、以前は定期的に訪問していた山梨県勝沼から、お気に入りの丸藤葡萄酒のスパークリングワインを開栓。80を超えるワイナリーがある勝沼の中でも、1890年創業の老舗だ。いつ開けても安心の味わいの甲州シュールリー、個性をしっかりと表現した国際品種シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、そして同社の個性が光るプティヴェルド100%のワインとドメーヌ・ルバイヤート(プティヴェルド44%、メルロー42%、タナ14%)は日本ワインの発展を体感できるワインだ。

今回はスパークリングワインのエチュードを。去年の10月に飲んだ2016年ヴィンテージのものはシャルドネ98%、プティ・ヴェルド2%の配合、今回の2018年ヴィンテージはシャルドネ100%になっている。文字通りBlanc de Blancだ (白から白。黒ブドウを用いず、白ブドウのみで造られるシャンパーニュに典型的に用いられる呼称。黒ブドウのみから造られる見た目が白ワインの色合いのものはBlanc de Noir、黒から白)。

丸藤葡萄酒工業, エチュード
Etude Rubaiyat, Blanc de Blanc, Methode Traditionnelle, Chardonnay,山梨県甲州市勝沼町藤井, 2018, 11.5%, 3,630円
シャルドネ100%, 生産本数3,193本
軽やかにリンゴのコンポートの厚みを感じる果実香、バニラ、ブリオッシュのタッチは複雑さ奥行きを与える。
みずみずしくジューシーな果実味、強めの泡の刺激と明瞭な酸味が舌に心地よい存在感を残す、活力と滋味を兼ね備えた味わい。
エチュードには練習曲といった意味合いがあるが、このスパークリングワインは十分に本番を任せられる音律だ。

ワインを刺身に合わせる。

イサキの刺身(レモンオリーブオイル、大葉、ペッパー)
イサキは年間を通して入荷されるが、夏の魚の代表。浅場にいる磯魚の代表ながら、特有の臭みが少なく万人受け。フードフレンドリーなシャルドネのスパークリングはイサキのやや淡白な風味の脂もしっかりとカバー。ただ、ワインの果実味の厚みと瓶内二次発酵による複雑さや奥行きに、イサキの上品な風味は圧倒されるか。
相性:★★★☆☆

続いてサーモンに。

サーモンの刺身(オリーブオイル、ディル)
イサキとは異なる厚みのあるサーモンの脂にディルが爽やかに絡む。乾燥ディル、購入して正解だ。魚料理の楽しみが増える。ワインの厚みのある果実味はイサキのやや軽快な脂よりも、サーモンのそれとバランス。サーモンの旨味に、ワインの瓶内二次発酵による複雑さや奥行きが重なり素晴らしい調和。日本産シャルドネもここまでワインの個性がはっきりしていると、サーモンの風味のボリュームとも渡り合う。
相性:★★★★☆

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