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ホタテのネギレモン胡麻油和え イタリアリグーリア州の海ワイン

先日の週末バーベキュー。炭に火が入り、腰を下ろしひと休み。
イタリア最大の貿易港ジェノバを州都とするリグーリア州産のワインを、保冷剤と一緒にカバンに入れてきた。ブドウ品種はピガートという変わった名前だが、広くヴェルメンティーノという別の呼び方で知られる。イタリアではサルディーニャ島、シチリア島、フランスはプロヴァンス、コルシカ島などでも栽培される。しばらく前、この品種のワインに牡蠣のレモンパスタを合わせ絶妙な相性を体験したのをきっかけに、いろいろな魚介に合わせてみて、ヴェルメンティーノは魚介向け無双ワインの印象が定着している。ティレニア海沿岸などで栽培され、潮風を受けて育つので魚介に合わないはずがない。
屋外で昼間からそんなワインをひと口。2,000円台前半とは思えない素晴らしいコスパだ。

ポッジョ デイ ゴルレリ シクヌス ピガート

ポッジョ デイ ゴルレリ シクヌス ピガート 2019, 2,233円
Poggio Del Gorleri, Cycnus, Pigato, Italy, 2019, 13.5%
グレープフルーツなどのシトラスを明瞭に、アプリコットや花梨。ほんのりとハーバルなニュアンスとアカシア、黄色い花のフラワリーな香り。
おおらかな果実味は穏やかでややフォーカスは緩く感じる、やや明瞭な酸味、塩味やビターなタッチを豊かに感じる。

グリルに入る前に前菜を。ホタテに刻みネギを載せ、小鍋で熱した胡麻油をかけ、レモンを搾る。

そこにリグーリア州の海のワインを合わせる。

ホタテの旨味が、胡麻油のこうばしさ、ネギの爽やかさ、レモンの酸味に重なり美味のハーモニーを奏でる。箸が止まらなくなる最高のおつまみだ。そこにワインのおおらかな果実味とやや明瞭な酸味が絶妙に調和。バーベキューをしながら手軽に作れて最高の前菜だ。ぜひヴェルメンティーノを合わせたい。
相性: ★★★★☆

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