見出し画像

新感覚たい焼きOYOGE 南仏のデザート赤ワインに

 子供の遊び(ドラえもんイベント)についていき、久しぶりに六本木訪問。帰り支度をしようかというところ、ヒルズから歩いて5分少々の場所に、”鯛のないたい焼き屋”というのを発見。その名もOYOGE。イワシ、アジ、アサリの形のたい焼きが売られている。

 形は鯛ではなく、もはやたい焼きと呼べるのかなんともだが、たい焼きへの新しいチャレンジを歓迎したい!たい焼きに変化をつけるとすると中身のあんを変えるとか、外をチョコなどでコーティングすることくらいしか思いつかないが、形そのものを変えてきたか。しかも魚、貝なので、なんとなくたい焼きジャンルとして捉えられる。
 最近、コンビニでたい焼きを食べる機会がちょこちょことあったので、それに備えて買っておいた南仏の甘口ワイン、バニュルスに合わせる。実食の結果は…。バニュルスとあんこ、良いですよ!

Mシャプティエ, バニュルス
M. Chapoutier, Rimage, Banyuls

 香りにはローストを伴う香、ダークチョコレート、プルーンやレーズンのドライフルーツ甲殻類、鼻に刺さるようなアルコール香、微かにドライローズ。
 味わいには凝縮感強くアルコールも強く、突き進むような果実味、喉にもアルコールが残るような感覚、ジャミーでまったりと熱いタッチ、歯にもびったりと残るような感覚。

 さて、新感覚たい焼きくんたちにワインを合わせていく。

↑イワシ。中身はつぶあんクリームチーズ(345円)。ノーマルあん。チーズが練り込まれている分、餡の口当たりは滑らかに、甘さはやや軽めに。クリームチーズの風味は濃くないので、餡の重量感が増すわけでもない。この餡がバニュルスのパワフルなアルコールと甘みに思いのほかバランス。バニュルスのパワフルさにはチーズなしであんこの重さが直接来る方が、バニュルスには合いそうだ。相性: ★★★★☆

↑アジ。中身はバニラメロン(345円)。
夕張メロンキャラメルのようなまったりとしたメロンの甘みを伴う餡。甘みはしっかりしているがあんこのような重量感はないのでバニュルスのパワフルさにたい焼きが圧倒される。相性: ★★★☆☆

↑アサリ。中身はラム酒、さつまいも(345円)。微かにお酒を含む大人のオヤツ。芋のねっとりとした、それでいて素朴な甘みが心地よい。こちらもパンチの効いた高アルコールのバニュルスには圧倒されてしまった。相性: ★★★☆☆

この記事が参加している募集

#おうち居酒屋やってみた

1,362件

#イチオシのおいしい一品

6,478件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?