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クリーミーソースのエビグラタン 1946年創業パリのレストランがセレクトする珍しいロゼのヌーボー

会社帰りにスーパーで夕飯を調達、クリーミーソースのエビグラタン。閉店時間が近く、420円が4割引。エビが三尾、グラタンの中央に鎮座スタイル。

最近のワインは解禁日に自宅に到着したヌーボーがしばらく続く。この日はパリの著名レストラン、タイユヴァンがセレクトした珍しいロゼのヌーボー。タイユヴァンは1946年にフランス・パリに創業。1973年から34年間、3つ星を守り続けてきた、名実ともにフランス屈指のレストランのひとつ。そのタイユヴァンがブドウからワインを造っているわけではない。膨大なワインストックを抱え、日々、レストランでお客の反応を見ながらマーケットが求める味わいを熟知した同社が目利きを活かして、ワインを買い付けて同社のエチケットを貼って瓶詰めしたもの。私は毎年、タイユヴァンの赤・ロゼワインのヌーボー、またマコネー地区の白ワインヌーボーのいずれか、或いは全てを購入している。今年はすでに白とロゼを開け、残すのは赤のみ。白は新酒ながら6,000円超え、ロゼは5,500円と、気軽に楽しむ価格レンジから外れてしまっているが、赤のヌーボーばかり飲んでいると白も飲みたくなり、また、フレッシュながらしっかり飲みごたえあり、つい購入してしまう。

タイユヴァン, ボジョレー・ヌーヴォー ロゼ, 2023, 12.5%, 5,500円
TAILLEVENT, BEAUJOLAIS NOUVEAU ROSE

紫がかった妖艶なピンク。
巨峰のフレッシュな果実香、ボリュームはあるがややおとなしめなドラゴンフルーツ、微かに小豆。
みずみずしい口当たり、凝縮感は軽快ながらブドウのチャーミングな味わい、穏やかな酸味、ほんのりと残るタンニンにロゼと新酒の魅力を同時にたっぷり味わえる。
(89.5/100)(11月21日)

クリーミーソースのエビグラタンにワインを合わせる。海老の風味が軽めで、ホワイトソースにもメリハリが弱かったので胡椒を思い切り振る。そうすると料理に陰影がくっきりし味わいに立体感が出た。グラタンの余韻にワインを口に含むと、胡椒を起点にググッと距離が近づき、控えめな海老の風味、クリームソースに高いレベルで寄り添う。三つ星か迷うが新酒ムードの盛り上がりも手伝って四つ星!相性: ★★★★☆

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