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エンペラーサーモンのお刺身 神秘的ヨルダンのロゼワイン

ふるさと納税で届いたエンペラーサーモン。先日、バーベキューに持ち込み、バターでホイル焼きにしてみた。火を入れ過ぎないように注意しつつ。

冷凍状態で届く商品で、解凍して生でも食べられるので今回はお刺身に。

前回のバーベキューで豊かで上質な脂を堪能し、次は刺身でいきたい!と強く決意。
ちなみにエンペラーサーモンは、高品質のサーモン「キングサーモン」のさらに上質なサーモンという意味で名付けられたそう。過密養殖を避け、自然に近い環境で育てられたアトランティック・サーモン。北海道のふるさと納税で届いたがノルウェー産。キング、エンペラー、次は何が現れるのだろうか。来年のふるさと納税が楽しみだw

解凍して包丁を入れて盛り付け(もっときれいに切りたいが包丁は専門外にてご容赦を・・・)。サシがたっぷり入ったいかにも脂がリッチな見た目。そしてその通りに、口の中でサーモンの磯の香りに続いて豊かに脂が広がる。

イタリア トスカーナの白ワイン(ヴェルメンティーノ品種)と珍しいヨルダンのロゼワイン(シラー品種)に合わせる。

ポッジョ・アルジェンティエラ, ヴェルメンティーノ, イタリア, トスカーナ, 2021, 13.5%, 2,310円
Poggio Argentiera, Vermentino Toscana, Italy

ワインについては先日のNoteに。トスカーナの著名生産者「トゥア・リータ」がマレンマに所有するワイナリー。
香りにはパッションフルーツなど南国果実にハーバルなニュアンス。グリップあり表現力豊か。トロピカルなニュアンスを含みトロリとした質感。
エンペラーサーモンにワインを合わせる。サーモンの溢れる脂とワインのトロピカルなニュアンスがどこかかみ合いにくいが、ワサビを付けると心地よい引き締めが加わり、余韻が良いバランスに。相性: ★★★☆☆

続いて、ヨルダンのロゼワインに。

ズモット・ワイナリー・アンド・ヴィンヤーズ, セイント・ジョージ, ロゼ・シラーズ, ヨルダン, 2018, 13.5%
Zumot Winery and Vineyards, Saint George, Rose Shiraz, Jordan, 2018

アルザスやドイツのワインのように細長いボトル

ヨルダンも他の中東の国々と同じく、ブドウ栽培とワイン醸造には長い歴史があり、ワイン造りは2000年以上前から行われていた。現在、ヨルダンでは2つのワイナリーのみでワインが生産されている(Jordan River、Saint Georgeの2ブランド)。生産量は年間約100万本、ほとんどが国内消費向け。日本では流通していないので、ヨルダンに行く方にお土産としてお願いするしかない。白ワインにはどこかフラワリーなフレーバーが感じられ神秘的。一度飲むと虜になってしまう。今回はシラー品種で造られるロゼワイン。

力強い色素の詰まったロゼ。
香りにはよく熟したフランボワーズ、チェリーの密度の高い果実香に黄色い花のフレーバー。どこかスパイシーなニュアンス、ほんのり酸化的なニュアンスあり落ち着いた自然体。
味わいには黒ブドウの果実味豊か、後半にしっとりとタンニンが穏やかに残る。明るい果実味をたっぷりと感じさせつつもしっかりとドライなフィニッシュ、充実の飲みごたえ。

エンペラーサーモンのお刺身に。ワインの酒質がやや強く、まったりとした質感でサーモンの脂を大らかに包む。心地よい調和だが、それでもやはりワインがやや優位。相性: ★★★☆☆

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