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羊乳チーズとろとろのピザに熟成ボルドー@大手町

まんぼう発令のしばらく前、大手町での夕食。セラフィーナ ニューヨークにて。 
カジュアルで入りやすい雰囲気ながら料理、ワインセレクションにはこだわりあり。

ブルスケッタ、カプレーゼを前菜に。

ビールの後、南アフリカ ステランボッシュのゲヴェルツトラミネール。 

Delheim、Gewurztraminer, Stellenbosch, South Africa, 2017 
淡めの色調。ピュアでクリーンな果実香、白桃、メロン、ライチなどが軽やかに、ほのかに白コショウ、黄色い花のニュアンス。 
みずみずしく透明感を感じる爽やかなゲヴェルツトラミネール、心地よい酸味も含まれていて魅力的なバランス。7,480円

前菜と白ワインで温まってきたタイミングで、牛肉のカルパッチョ、マルゲリータ。

続いてオーストラリアのピノ・ノワール。 

Logan, Weemala, Pinot Noir,  Australia, 2021, セラフィーナニューヨーク (大手町) 
淡い明るいルビー。 
チェリー、ラズベリーなどのチャーミングな果実香。 
非常に軽快な果実味、心地よい酸味と相まってジューシーで喜ばしい味わい。6,380円 

透き通る淡い色調、凝縮感は軽やかで、カルパッチョと添えられたマスタードソースの酸味に心地よく寄り添う。

さらに羊乳チーズを使ったピザ。

さすが羊乳、力強い芳香のチーズ、シンプルにチーズを楽しむスタイルのピザ。少し焼き目が強く入ってこんがりのピザ生地にとろとろになった個性的なチーズのコンビネーションが堪らない。至福の口内を、透明感の高いオーストラリアのピノ・ノワールで仕上げる。

貝類もしっかりのったイカ墨のパスタ。

軽快な赤ワインの後には重厚な赤ワインが欲しくなる。
ボルドーの赤ワインを。

2011年ヴィンテージ、10年前に収穫された葡萄で作られたワインだ。熟成を経て果実味やタンニンの荒々しさは削がれ、樽香がワインにしっかり馴染み、まったりとしたワイン。 
 
Chateau Puygueraud, Francs Cote De Bordeaux, 2011 
黒みがかった濃い色調、エッジには明るい色調も見られるが10年熟成を経たとは思えないほど若さを感じる色調。 
ダークチェリーのコンポート、カシスリキュール、ほのかにドライフルーツ、乾いた樹皮のような落ち着いた芳香。 
まだまだ力強い果実味、タンニンも滑らかになりつつあるがまだまだ力強い、余韻には落ち着いた果実味がゆったりと残り心地よい。7,480円 
 
魚介、特にイカ墨のように個性的な料理に合わせるのに、果実味に活力がありすぎると、料理の磯臭さが強調されてしまうことがあるが、これほど落ち着いたワインだと墨の旨みにしっかりと寄り添う。 

料理のクオリティとワインリストのセンスが印象的。ワインはもう少し価格を抑えたものが充実していると酒呑みには助かるかな笑

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