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サバの燻製 シャブリ プルミエクリュの悲劇

出張からの帰国フライトでの食事の続き。
着陸前に軽食とワインを。

右上にサバの燻製

サバの燻製にシャンパンを合わせた後、シャブリを頼む。魚介には王道とされるが相性はどうか。
サバは好きな魚の一つだが、ワインに合わせると時に青魚特有の匂いが悪い方向に立ち上がってしまうこともある。ワイン選びには少々注意が必要かもしれない。

ますばワインをひと口。

ドメーヌ ジャン マルク ブロカール, シャブリ プルミエクリュ

ドメーヌ ジャン マルク ブロカール, シャブリ プルミエクリュ
Jean-Marc Brocard, Chablis Premier Cru, France, 2016
ほんのり熟成が進んだ落ち着き始めた色調。
フレッシュなグレープフルーツを絞ったような香り、そこにまとわるおおらかな樽香、酵母香。
目の覚めるような酸の効いた柑橘風味にゆったりと樽香の酸化のニュアンス。

さて、サバの燻製にワインを合わせてみる。これが見事に失敗だ。魚の臭みが立ち上がり残念ながら不快なレベルに。なんとか持ちこたえようと、パンに付いてきたバターを少し燻製に付けてみる。そうするとバターがうまくワインへの繋ぎになり、反発は少々和らいだ。ワインのフレッシュな柑橘香が、魚の脂の中で悪目立ちしてしまったのかもしれない。また、2016ヴィンテージで少々熟成してはいたが、燻製にはもう少し熟成感があるものが良さそうだ。この失敗にも学びを得たい。
相性: ★☆☆☆☆

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