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赤海老のコク溢れるピスタチオのカバタッピ(パスタ) イタリア南部プーリアの陽気で快活な果実味
カラブリア州の美味しい魚介とワインの楽園、漁師の船着場にある魚介専門のトラットリア、台東区上野のチロンボ・マリーナ。
シーフード好きの心をくすぐるレストランでの食事。
前菜はサルデッラ(生シラス唐辛子漬け)、鮪タルタルとマグロカラスミのクロスティーニ、カルパッチョ全種盛り(ミズダコ、真鯛、スズキ、マグロ、カンパチ)。
メインはメバルのオイル煮に続き、マルゲリータとベルドゥーラのハーフ・アンド・ハーフピザ、そして赤海老とピスタチオ~カバタッピ~に。
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カバタッピは栓抜きを意味する「Cavatappi」が由来のらせん状のショートパスタ。
ところで、ワインボトルのエチケット、つまりラベルシールのことだが、私はこれをせっせと集めている。
マニア向けにラベルコレクターという専用キットがあり、12枚入り1,000円ほどで売られている(私はネットで購入しているが、成城石井で置いている店舗もある)。
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2008年頃からスタートして今では5,000枚ほどが集まった。
15年で5,000枚ということは年間300本以上のボトルを開け続けているようだ(もちろん、私一人で空けたものばかりではなく家族や友人と一緒に)。
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この日はグラスで注文したのでラベルコレクターの登場機会はなかったが、ワインを飲む可能性がどこに潜んでいるかわからないので、外出時の鞄にいつも携行している。
新入社員の頃、客先との会食でワインを飲む機会があり、ボトルを空け会計を終えて去り際に、すみませんがどうしてもやらねばならないことがありまして・・・と、ラベルコレクターを取り出した胆力は我ながらなかなかのものだ笑
空気を読まないモンスター新入社員に先輩社員はやきもきしただろうが、お相手がたまたま心の広い方で、そういう趣味いいね~!どんな国のワインが好きなの?と談笑に相成って良かった(が、新入社員の所作としておススメしません笑)。
さて、ワインと料理の相性について。
エピクロ ピノ・グリージョ, 800円(レストランのグラスワイン)
Epicuro Pinot Grigio IGP
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しっかりと冷やされた状態での提供だったこともあり、最初は香りのボリュームは穏やか。透明感の高い青リンゴ、フラワリーなニュアンスに富む。
風味には果実味は中庸ながらピュアでクリーン、低めの提供温度も手伝って涼やかな酸味を帯び、いかにも温暖なイタリア南部プーリアのワインとは(良い意味で)想像がつかない。
赤海老とピスタチオ~カバタッピ~にワインを合わせる。
ソースには濃厚にエビのコクとトマトのこざっぱりとした酸味。
ピスタチオの歯ごたえが口内に楽しい刺激と香ばしい風味を上乗せする。
大ぶりのエビがゴロっと載っていて、エビの身を噛みつつパスタを楽しめる。
そこにワインのピュアでクリーンな果実味が調和。
エビのコクが効いたトマトソースには赤ワインを合わせるのがセオリーだろうが、プーリアの陽気な果実味がしっかりとカバーした。相性: ★★★★☆
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