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いいだこの丸焼き、いか串焼き、マグロメンチ イタリア ラツィオ州白ワインとスペイン カスティーリャ・イ・レオン州赤ワインに

小さな可愛いらしいいいだこの丸焼きとイカの切り身の串、そしてマグロのメンチカツが食卓にのぼる。いいだこは三匹いたような気がするが写真を撮る前に子供が食べてしまっていた笑

先日鯛の昆布締めとの相性が良かったフラスカーティはイカにも合うだろうか。

ハリッさばと相性の良かったメンシア品種も念のためスタンバイさせる。

まずはイタリア フラスカーティから。

ポッジョ レ ヴォルピ, エポス, フラスカーティー・スーペリオーレ セッコ, 2,079円
Poggio Le Volpi, "Epos" Frascati Superior, Secco DOCG

西はティレニア海、東はアペニン山脈に挟まれたラツィオ州で造られるワイン。マルヴァジア・ディ・カンディア、マルヴァジア・ディ・ラツィオ、トレッビアーノの3種のブドウをブレンド。
香りには干しわらの香り強くドライハーブのタッチ、グレープフルーツ、蜜漬けカリン、白い花、ボリュームは中か中のやや強、全体的にややヴェジェタル、潮の香りも。
風味はみずみずしい口当たり、トップからドライで渋み、ビターネス強め、酸化的なニュアンスをほのかに含み酸味はややはっきり感じる、塩味が心地よいアクセント。ヴェジェタルなニュアンスが強めでやや気難しさもある。

いいだこの丸串に。タコの頭の肝の部分のクセとコクにワインの果実味がはんぱつしてしまった。。。相性: ★★☆☆☆☆
いか焼き串に。甘辛のタレに絡むイカの風味にワインの潮の香りが心地よい。相性: ★★★☆☆
マグロメンチに。マグロの脂と風味の強さにワインが少々おされるが、ワインの塩味とが調和しつつ、干しワラのニュアンスはこうばしい衣に寄り添う。相性: ★★★☆☆

ラガール・デ・ロブラ メンシア プロダクション リミターダ ビノス・デ・アルガンサ, 2018, 2,178円
Lagar de Robla, Vinos de Arganza, Spain

香りにはプラムジャム、カシスリキュールなどの濃厚な果実香にメントール、針葉樹の爽やかな香りが絡み、カカオにチョコレートやよく馴染んだ樽香も。香りは上質なボルドーワインのよう。芳香成分が多くかつ強く、潮風を嗅いだように鼻が乾くような感覚を覚える。
密度の高い充実の果実味、舌が乾くようなタンニン、強い塩味と酸味、非常に長い余韻、多少の緊張感もあるフィネスのしっかりしたワイン。今年飲んだスペインワインのなかでも最も印象に残るものの一つになりそう。驚異的なコストパフォーマンス。
いいだこの丸串に。フラスカーティとはタコの頭の肝の部分と喧嘩してしまったがこの力強いワインは肝をも圧し寄るパワフルな風味。調和というより圧迫、それでもけんかしないのが素晴らしい。相性: ★★★☆☆
いか焼き串に。甘辛のたれに濃厚なワインの果実味が寄り添う。相性: ★★★☆☆
マグロメンチに。マグロのパワフルな脂にも負けないワイン。調和というよりワインが負けない。ただ、少々癖のあるシーフードにも喧嘩せず負けないのは素晴らしい安定感。相性: ★★★☆☆

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