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4月から療育に行き始めて思った事

タイトル通り今年3歳になる息子はASDグレーゾーンということで4月から週1で療育に通っています。
少人数クラスとはいえ初めての集団、教室が始まる前の個人面談で最初は2時間教室にいるのも無理なのでは?と担当さんと話していたけれど、初回から意外とすんなり馴染んでくれて、毎週楽しくグループ療育に通っています。
ただやっぱりこの4ヶ月で突然何かができるようになった!みたいなことはなくて、本当にゆるやかーに、のんびりと成長しております。
他の子に比べたら出来ないことも沢山ありますが、他の子よりコレは得意だなってことがわかるようになったりして、やっぱり療育に来てよかったなーと思います。
困った時の声かけの仕方、普段の生活の中でどんな感じで話しかけたらいいのかなども適切に教えてもらえて、勉強になります。

正直なところを言えば、最初は療育に行くことが不安でした。
『行ってマイナスになることはないよ』とは言われても、息子にとっても私にとっても未知なる世界。
心配しかなかったです。
でもいろんなアドバイスをもらったり、何より私がする些細なことを褒めて貰える、それが地味に嬉しかったです。育児をしてると誰かに良い評価をもらえることってそんなにないんですよ。母だからできて当然、みたいなね。
母だって初心者なんですけどね。
愛があればなんだってできる、平気!ってわけでもないんです。毎日がけっぷち。
私が崩れたら終わりだ、の一心で必死に立ってるんです。
家事一つ、育児一つ、細かく分ければ些細なことをなんですが、それを全部こなすのは本当に大変。
当たり前にこなせるようになっても、それを褒めてくれる人ってそんなにいない。
だから療育に行って、『今の声かけはうまい』とか『お母さんちゃんと子どものこと見てる、すごい』とか言われるとジーンとしちゃう。

さてさて、療育では時間ごとに決まった遊びがあり、それを目一杯親子で楽しんだり学んだりして過ごすわけですが、何回か繰り返してるうちに気づいたんです。
格段特別なことをしてるわけではない、と。
療育に来ている子だけがうける“特殊なプログラム”みたいなものをやっているわけでもない、ということです。
『丁寧な声かけ』
『嫌がったらやめる』
『ちゃんと子供と向き合う』
…これって、発達どうのに関わらず、大切なことなのでは?健常児にも当てはまることなのでは??
ただ療育では何かしら発達に問題のある子が集まってるので、他より丁寧で段階をゆっくりゆっくり踏んで、同じことを根気強く繰り返す。
…言うほど『特別』なことをしてるわけじゃない。

やっぱり、根本にあることは『ちゃんと子供と向き合う』『前向きな気持ちになる声かけをする』など、そういうことなんだな、と。
発達が遅れてるから特別何かをプラスして育児するとかじゃなくて、これはきっと息子が発達云々診断されなくても必要なことだったんだろう、と。
療育に行って改めてそういうことの大切さに気づいた、という感じでしょうか。

これからも息子と一緒に私も成長していけたらな、と思います。

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