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息子、療育デビューする。

今日は息子の療育のお話。
私が『療育』という言葉や存在を知ったのは息子を産んでからのこと。
ツイッターで育児の情報や体験談を読み漁っている時に知りました。

■療育とは?

私のもってる知識と言葉で説明するのは難しいのでネットのページからコピペでもってきました(すみません)

『療育(発達支援)とは、障害のあるお子さまやその可能性のあるお子さまに対し、個々の発達の状態や障害特性に応じて、今の困りごとの解決と、将来の自立と社会参加を目指し支援をすることです。』

というかんじです。
私の息子は現在2歳半ですが、発語がほぼありません。
たまに「ママ」とか「オイデ」とか「コッチ」とか「オナカスイタヨ」とカタコトのような感じで単語を言いますが、それも週に1回あるかどうか。
同年代の子は既に2語文が言える子もそこそこいます。
また偏食が強いこと、自分でご飯を食べようとしない事など少し気になる事がいくつかありました。
どれも『放っておいてもそのうちどうにかなる程度』と言われてしまえばそれまでなのですが、今の私に何かできることはないだろうか?と考え、保健師さんに相談したり、かかりつけの病院へ相談した結果、療育へたどり着きました。


■この年齢の男児特有のものとASDと正直見分けがつかない

昨年の12月にかかりつけの病院で簡易的な検査をした結果、小児科のお医者さんから正直に言われた言葉がコレでした。(お医者さんも複雑な表情をしていました。)
ただ、もしもASDであったとしてもかなり軽度、例えば本人から自分がASDなんだと言われなければ周りは気づかない程度でしょうとも言われました。
その後「こういう微妙な結果なので、ここからはお母さんの判断に任せる形になってしまいますが、療育というものがあります。保育士さんの中でもかなりプロの方がいて、同年代のお子さんと触れ合える場所でもあります。行って嫌ならやめてしまえばいいし…でも、正直プラスになることしかないと思うので、よかったら行ってみませんか?」と。
息子は産まれた時に新生児一過性多呼吸というものになり、かかりつけの病院ではその時からずっとお世話になっていて、親にもこどもにきちんと向き合ってくれる病院だということをよく分かっていたので、ここはひとつお医者さんの提案にのってみようと思い、私は療育の扉を開くことになりました。


■狭き門、療育

さて、療育に行く!と意気込んで連絡を入れると、なんと初回予約までおよそ2ヶ月待ち。
マジかよ…
電話してじゃあ次の日にとか、明後日はとか、そんなすぐに行けるものではないのは重々承知でしたが(保健師さんや病院からも療育は基本的にいつも混んでるので行きたいならすぐ連絡を、と言われていた)
電話してから1ヶ月以内くらいには初回の予約が取れるかと思ったら甘かった…
それでもここで「エー、2ヶ月も待つのヤダー」なんて言ってられないので最短で見てもらえる日を予約。
それが2月17日でした(電話予約したのは昨年でした)


■実際に療育へ行って

さて、『療育とはどんなところなのか』という情報が非常に少なく、周りに『うちの子通ってますよ』という人もいないので本当に未知の世界、療育。
とりあえず予約はとれたけど何をするのだろう、キツいことも言われるのかな…ってちょっとビクビクしながら施設へ。
(かつて一時保育でとある保育園を利用した時、うちの子だけ発達が遅いことや偏食について私の努力が足りないせいだと言われて酷く落ち込んだ経験あり)
初回は発達検査がメインでした。(予約の際の電話でも初回は発達検査をしますと言われていた)
発達検査、なんて言われていたのでもっと厳しいことを言われるのかな、なんかすごい堅苦しいことをやるのかな、と不安に思っていたのですが、そんなこともなく…
最初は慣れない場所に来た事とちょっと眠かったこともあって不機嫌だった息子も、そのうちニコニコしながら担当の方たちとお遊びをし始めました。(遊びながら検査をするような感じです)

1時間半ほど話をしたり遊んだりしながら検査をした結果、体力面は年相応もしくはそれ以上で、言語が今よりちょうど一年遅れくらいの能力と言われました。
病院の方ではASDかもしれない(ただ、本当にグレーゾーン)と言われましたが、療育ではASDという言葉は今回は出てきませんでした。
4月からのクラスに入って親以外の人と遊ぶことでの伸び代が大いにありそうなので、ひとまず様子見で…とのこと。

息子の発達具合について明確に分かったことは私にとってはとてもよかったです。
正直自分が日々育児をして息子を見ていて『だいたいこれくらいかな?』と思っていた予想とピッタリだったのですが、結果がどうであれ明確な息子の発達具合を掴めたのは親にとってとてもありがたいです。
これがわからないことには、どうアプローチしていっていいのかもわかりませんので…

ということで無事発達検査を終え、4月から療育の教室は通えることに!!
やったー!

■私が療育へ行こうと思った理由

正直息子の発達具合は著しく何かが足りないとか、歩き方など身体の面に問題があるわけではないので、幼稚園へ上がるまで療育へ行かず、幼稚園へ入園して園側から療育を勧められたら行く…という道もありました。
でも、それでは遅すぎるんじゃないか?
幼稚園で本人が散々苦労して嫌な思いをしてから『ああ発達に問題があるのか、じゃあ療育へ…』ってさせるのは辛くないだろうか?と。
トイレや食事など、療育を挟んだとしてもどちらにしろ入園までに間に合いそうにない問題はさておき、私が1番気にしているのは『言葉』です。
今は毎日私と一緒に生活をしていて、私が『息子はあれは嫌い』『これは苦手だったな』と先回りをして対処することができていますが、完全に私と切り離された時間を過ごすことになる幼稚園で、本人の意思を表示できる言葉を使える段階にまでなんとかしてあげられないか?と思ったのです。
一応『イヤ』は言えるけど、何がイヤなのかはまだ言えません。今は私がなんとなく察して対処でどうにかなっていますが、幼稚園に行ったらそれはできません。
私ではない人に何がイヤなのか少しでも伝えられる能力をつけてあげられたら、と思ったのです。

■本格的に療育が始まるのは4月から

そんな訳で本格的な療育の話は4月からになります。
どんなことをしたとか、どんな感じだったとか、私なりに色々書いて行きたいです。
療育を知らない人や、療育へ行く事について悩んでいる方などへの前向きな発信をしていけたらと思います。

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