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宮原健斗は、シャッターチャンスの神様である。
はじめに
宮原健斗は、シャッターチャンスの神様である。
![](https://assets.st-note.com/img/1676555182184-KgPcitpADR.jpg?width=800)
全日本プロレスの看板レスラーである宮原を客席から撮る度に、あまりの"神"っぷりに思わず感嘆してしまう私がいる。
![](https://assets.st-note.com/img/1676555520502-GEIUmLtbRf.jpg?width=800)
私自身、色々な団体に行って客席から写真を撮る中で、宮原を【シャッターチャンスの神様】だと感じるようになったのは理由がある。
カメラ初心者であっても、カッコいい写真を撮らせてくれる選手だからだ。
"写真を撮らせてくれる"と言っても、一人ひとりの都合に対して応えるというよりは、全体に向けて撮りやすさを共有してくれる感覚に近い。
![](https://assets.st-note.com/img/1676555401089-XKhgY0TyYz.jpg?width=800)
それでも、方角関係なくカッコいい写真を撮らせてもらえる選手は、実に希少だ。
私がカメラ越しで感じた、宮原健斗というプロレスラーの凄み。
前々から書こう書こうと考えていたことを、今ここに解き放ってみたいと思います。
①入退場のルーティーン化
「宮原健斗の写真が撮りやすい」と私なりに感じる理由の一つが、入退場シーンの一貫性だ。
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宮原の入退場は基本的なルーティーンを崩さない為、おおよその決めポーズを予測して撮れる実感がある。
これは決して否定的な意味ではなく、素人でも落ち着いて写真を撮りやすい状態が作られているのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1676555886946-9GwtwUaGK9.jpg?width=800)
選手によっては、大会毎にコーナーへ上がるのか、リング中央でポージングするかが、その時々で無いと分からないし、慣れないとカメラを構えるタイミングも慌ててしまいがちである。
でも、宮原に関してはルーティーン化されているおかげで、そのような心配も無いので、必然的に素人でも撮れ高が良い。
実際、入場シーンは下記のルーティーンで進む。
①入場口で御開帳
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↓
②リングサイドを一周
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↓
③正面のコーナーに登り、胸を叩いて天を指差す
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↓
④観客に向けて両手を大きく広げてアピール
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↓
⑤入場曲が終わるタイミングでビシッと決めポーズ
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↓
⑥四方に三三七拍子を煽る
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ベタだけど、そんなに全日に行けていない私でも、諳じて流れを書けるくらいには定番化したルーティーンだ。
今のルーティーンになる前も、最後の三三七拍子が無かったかどうかという違いだった記憶がある。
メインを勝って締めた後も、ルーティーンは一貫している。
「全日本プロレス!最高ですか!!!!!」
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↓
(会場の拍手や声援を受けて)「全日本プロレス、最高!」
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予測しやすい流れでありながら、毎回写真に収めたくなる中毒性。
これこそ宮原健斗の魅力ではないかと、私は感じている。
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![](https://assets.st-note.com/img/1676553012152-l7hoJDY8OV.jpg?width=800)
②東西南北にも向いてくれる
プロレス会場で写真を撮るようになってから感じている事だが、選手が入場時にコーナーに上がったり、決めポーズをしてくれたりする場所は、中継カメラのある正面側と大体相場が決まりがちだ。
故に、正面以外(東、西、北)には顔が中々向かない。
でも、宮原の場合は、四方向にも向いてくれる。
先の入場ルーティーンにおける三三七拍子も必ず東西南北を向いてくれるし、正面側と反対の北側にいると、その有り難みはより一層増す。
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北側でこれだけガッツリ向いてくれる選手は希少だ
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そして、勝った後の退場シーンでも、必ず四方に向いてポーズを取ってくれる。
写真を撮っていると実感するけれど、毎回、正面以外にポーズや反応を積極的に取ってくれるレスラーは希少なのだ。
(他だと、#STRONGHEARTSの面々くらいだろうか…)
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③試合中の動きでも、神は微笑む
【シャッターチャンスの神様】は、試合中でも観客に微笑んでくれる。
レフェリーとのやり取りで見せる表情も、獲物を狙うギラついた表情も、技を放つ姿も、全ての瞬間がカメラに収めたくなる位魅力的だ。
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以前、私が全日を観戦した際、手持ちのカメラバッテリーを忘れてしまった事があった。
その日は電池の残量を気にしながら全日の試合を撮っていたのだけれど、シャッターを切る回数が少なくとも、宮原は写真に納めたくなるような姿を沢山残してくれた。
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ブラックアウト(=飛び膝蹴り)のような動きのある技も、ピンポイントで撮った時にブレた記憶があまりない。
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私のカメラの性能や実力が高くないにもかかわらず、そのような傾向が出るのは、間違いなく被写体・宮原健斗が凄いからである。
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まとめ
宮原健斗というプロレスラーは、写真を撮る楽しさや面白さを感じさせてくれる存在だと私は思う。
プロレス会場で写真を撮る時、初見でも経験者でも、カメラがスマホでも一眼でもミラーレスでも、カッコいい写真を安定して撮れる印象が強い。
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試合内容もマイクも個性の塊だけど、会場で写真を撮るようになってからというもの、カッコ良く写真を撮らせてもらえる宮原の凄みを常に感じるようになった。
だから、私はこんな事を言いたいのである。
宮原健斗の姿を、会場で是非カメラに収めてみてほしい、と。
手持ちのスマートフォンでも、きっと【シャッターチャンスの神様】は微笑んでくれるはずだから…。
![](https://assets.st-note.com/img/1676557416427-Xi8DcpuL3J.jpg?width=800)
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