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令和4年のGO ACTION〜第十四回・CLOSE ENCOUNTERS~

はじめに

2022.8.11、『N-1 VICTORY 2022』開幕戦。

事前にファンから集計した『N-1』の優勝予想で、1位を獲得したのは潮崎豪だった。

しかし、開幕戦メインでは、藤田和之の圧倒的暴力性の前に敗戦…。


早くも出鼻を挫かれる格好となった潮崎だが、リーグ戦は容赦なく、次の公式戦を消化していく事になる。

潮崎のリーグ2戦目の対戦相手は、アンソニー・グリーン。


2022年7月に初来日を果たした外国人レスラー。
開幕戦では田中将斗に敗れたものの、試合後に田中が「マイクアッサムを思い出した」という表現で高評価するほどの好勝負を繰り広げた。


私自身、この開幕戦で印象に残っているのが、比較的華奢な身体から放たれるアッサムボムに、相手のタイミングを外してくるトラースキックだった。


まさに、未知との遭遇…。
黒星発進となった両者が、勝ち点を掴むための闘いが幕を開けたのである。


2022.8.13『潮崎豪vsアンソニー・グリーン』

NOAHとしては、2022年1月以来となるエディオンアリーナ大阪第2競技場での興行。

そのオープニングマッチに組まれた『N-1』公式戦。


試合時間は10分にも満たなかったが、この日の大阪大会の盛り上がりを決める熱闘をオープニングから生み出した。
未知との遭遇が生み出す、新たなるケミカル…。


私が配信視聴で度肝を抜かれたのが、アンソニー・グリーンが放つ逆水平チョップの強さだった。

潮崎豪も強烈なチョップの使い手であるが、それに全く劣らない破裂音を潮崎の胸板に響かせているではないか。
開幕戦で見せたトラースキックの鋭さだけでなく、このようなチョップも放つことが出来る。
このオールラウンダーっぷりに、私はすっかり心奪われてしまった。



その後も強烈なトラースキックや膝蹴りを用いて、潮崎を攻めるアンソニー。


しかし、最後はゴー・フラッシャーからの豪腕ラリアットでアンソニー・グリーンを薙ぎ払った潮崎が試合を制し、勝ち点2を獲得。

力で押されて敗れた藤田戦と違い、必勝パターンからリーグ戦初勝利を掴み取ったのである。


まとめ

『N-1』のリーグ戦成績を1勝1敗の五分に戻した潮崎。


この日、潮崎と別のブロックにエントリーされている清宮海斗が2敗目を喫し、実況・解説でも「2敗がブロック1位進出に向けたボーダーラインではないか」との指摘がなされた。

その点においても、アンソニー・グリーンという未知なる相手から1勝目を拾えた事は、この上なく大きかったのではないだろうか?


そんな潮崎の次戦の相手は、2022年3月の福岡大会で勝利を収めている望月成晃。


この日の大阪大会で拳王に敗れた望月は、既に2敗と後が無い状況。

リーグ戦も折り返し地点に差し掛かる中、舞台は翌日の広島へと移った…。


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