【詩】凪

Words Written by kentaro fujita c(2021)

こんな苦しい日々を思い返せば
君との出来事が特別だったと、また知る
近い未来は分からないと
安定を望んでいたはずなのに
ほんの少しのきっかけで崩れる脆い関係でした
 
ふたりで歩いた地下道も
会いに行くためのプレイリストも
すべての時間が宝物
そして私は前を向きます
君のことを忘れない為に歩みます
 
横を通り過ぎるとき、いつも見ている
うつむいた君、元気なさそうで心配しているよ
 
 夏の始まり
 声をかけてもらいたい、勇気が足らなくて
 Wish You Were Here
 君はこんな不毛な場所に咲く凪
 好き、好き、そして好き
 
 
こんな私に声をかけてくれるのは何故?
苦しいって姿、見透かされている
恋することはしない
誰かに期待することは辞めたんだ
本当の姿を知れば、きっと棄てられる
 
嫌じゃない、嫌いではないけれど
どうしても心を開く勇気がありません
信じることに慣れてないのです
踏み出すための何かがほしい
叶わない恋だと知りながら
 
無駄な抵抗はやめて依存したい
心を開くための理由を与えてほしいのです
 
 恋の始まり
 騙されてもいい、明日も君と会おう
 Wish You Were Here
 君と愛おしい時間を繰り返す
 ロック・ユー、ここで出逢いたい
 
 
ゆっくり存在に気がついて、
時間をかけて恋したいと思えるようになってきた
君に声をかける勇気が欲しい
嗚呼、次は君と、嗚呼、夏を君と
 
 夏の始まり
 声をかける詐欺を間に受けて
 Wish You Were Here
 そばに居たい気持ちを持っているよ
 待つ、待ってる、明日こそ来てよ
 

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