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「リリースカフェ」ができるまで

私は長いこと学校の先生という仕事をしていました。でも一年前に退職(卒業)しました。

現職時代を振り返ると、
子どもたちに学んだこと:子どもたちの将来に貢献した実感=約99:1
しかも学費は払わず給料もらって・・・

これまでいろいろな立場で、自分にできることは全力でやってきたつもりだけど、なんかこのままじゃ嫌だな。他にできることはないのかな?

そんな思いから学校の外に出て学び始めました。

・・・で、詳細は省きますが、この1年、それこそ外の世界で今まで知らなかったことにたくさんたくさん出会って、生まれたての赤ちゃんみたいになった私は、やりたいことがパンパンに膨れ上がって風船みたいになりました。そのひとつが、

「未来の学校が、子どもたちにとって楽しい楽しい学び舎になるために、今私にできることをする!」です。

では、ここに辿り着くまでの私の学びを簡単に紹介しますね。

1 苫野一徳さんとの出会い

まだ現職中のある日の職員会、校長先生が県の校長会の講師で招かれたという苫野一徳先生を紹介してくれました。その中で、各地各国の新しい学校のお話、ご著書の紹介がありました。

それまでの教員生活はうまくいかないことだらけ、疑問だらけだった私は、すぐに飛びつきました。そしてご著書の一つ、<「学校」をつくり直す>という本を読んだんです。


2 天地がひっくり返った瞬間

読み進めるうちに、もう、天地がひっくり返って、目の前がぱああああ〜っと明るくなるのを感じました!

今までやってもやってもうまくいかなくて、「こんなに頑張っているのにどうして?」「子どものせい?」「他の先生のせい?」「保護者のせい?」「自分の力不足?」と、あれこれあれこれ悩んで考えて、あの手この手でああでもないこうでもない・・・とやってきたのが、ぜ〜んぶシステムに原因があった。そのことにものすごく納得したからです。

もう自分を含めて誰も責めなくていいんだ!
だってうまくいかないことの多くは全部システムのせいなんだから・・・

そのとき、それまでに出会ったすべての子どもたちや、先生たちや、お家の方たちが愛おしくなってしまいました!😂

でもでも・・・

3 私にシステムを変えるなんて無理!

う〜〜〜ん?と考えながら読み進めるうち、苫野先生が本の中でこう言われたんです。
(かなり大事なところが抜けているので、詳しくは本をお読みください。)

「とにかくできることをすればいい。子どもがすべて証明してくれる。」

そして私はそのときの自分にできそうなことを2つみつけてやってみました。

それは子どもたちへの指示や指導をできるだけなくして・・・

・「どう思う?」「どうしたい?」と聞く。
・みんな同じに「やりなさい」でなく、選択肢を与える。

たったのこれだけで奇跡が起こりました!
(大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当の本当です!)

反抗的だった子が別人のように素直な子に変身する姿が・・・

やる気のなかった子が目をキラキラさせて授業に取り組む姿が・・・

本に書いてある通りでした!

主体のスイッチが先生側から子ども側に切り替わったとたん、目の前の子がふっと素直になって輝き出す瞬間を何度も目にしました!

4 学びが面白くて止まらない!

それから私は、子どもたちの思いがけない姿から得る学びが面白くなってしまいました。

そして「今、学校はどう変わろうとしているのか?」ということを、もっともっと知りたくて学びが止まらなくなりました。

そんな中で映画「みんなの学校」の木村泰子さん、「学校のあたりまえをやめた」工藤勇一さん、未来の教室プロジェクトの経産省・浅野大介さん、他にも文科省の合田哲雄さんや元和田中校長の藤原和博さん、広島県の平川理恵教育長さんや熊本市の遠藤洋路教育長さんなどなど、子どもたちの未来のために尽力されている方々に、本や動画で次々と出会いました。
知らないことだらけでした。
私は何度も叫びました!心の中で。

「こんなに熱くて面白い方々が、今教育界を動かそうとしていたなんて、全然知らなかった!」

そして、そこに描かれている未来の学校が、

「今までとは全然別物どころか正反対じゃん?!」
と、それはそれはびっくりしました!

5 誰かと話したくて仕方ない!

もう目の前が明るくなってしまった私は、誰かにこの朗報を伝えたくてしかたありません。

でもなかなか現場は厳しい・・・忙しすぎる・・・そりゃ無理もない。目の前の瓦礫を取り除くのに必死になっている先生に、仕事を辞めた私が、

「あのね、それね、その瓦礫ね、ぜ〜んぶきれいになくなる方法、私知ってる!これから学校は面白くなるよ〜」なんて言っても、
「頭のおかしな人がのん気なこと言ってるな。」
「そんなのん気なこと言ってる暇があったら手伝ってくれよ!」
くらいにしか思われないことでしょう。

そんな中、やっと・・・やっと・・・仲間を見つけたんです!

それが今回この<リリースカフェ>を一緒につくろう!と言ってくれたKimikoさんです。

Kimikoさんも長いこと学校にお勤めでした。でも今は早期退職をして大学で学ばれている方。しかも人脈が厚い。
あ〜ありがたい!心強い!

「対話が大事!」とあちこちで言われているけど、本当に、
自分とは世界の違う誰かと対話するたびに、ひとつずつ思い込みが覆って世界が広がるのを感じます。

そのことを共有した2人の思いは、
「いろんな人の声が聴きたい。」
「そんな対話のできる場所をつくりたい!」

これからどんな方と出会ってどんな本音が飛び出して、その先にどんな新しい世界が待っているのか・・・?

もう、この学びは死ぬまで続きそうです。

特に過去の私みたいに、困って悩んで苦しんでいる先生やお母さんや子どもたちが、対話によって想いが解き放たれて、笑顔に変わる瞬間を目撃してみたい! 

ここがそんな対話のプラットホームになれば。

これからどんなことができるか?
またいろいろ情報や思いを発信していきます。

何かピンとくるものを感じられた方、
是非コメントやフォローをお願いします。
お待ちしています!(Yumi)

以下の関連記事たちも是非!!!

cafeの提案者Kimikoさんの記事↓

「リリースカフェ」を思いつくきっかけとなった「エドカフェ」シリーズ ↓



音楽への想い ↓


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