息子は私に「もう、いいよ」と言っている気がする
今日は2回目の自然の家の準備活動の日。
朝食を食べながら
「行きたくないな…」
とつぶやく息子。
でも、本当に行けなさそうな表情でも声でもない。
葛藤している…
そうこうしているうちに、下の娘を保育園に送る時間になった。
出かける際、息子から
「今日何時に行けばいい?」
私に指示を仰いできた。
私の意識は、「指示を仰いできた」ことより、「行く気がある」ということに向いていた。
(以前の私なら「私を当てにすること」に嫌悪感を感じていた💦)
約束した時間になると、息子は当たり前のように学校に向かい、そのまま2限の支援学級の授業を受けに行った。
20分休みを挟んで、3限が自然の家の準備活動。
自然の家の準備初回は担任の先生が来てくれて、一緒に作戦を練って、誰もいない教室に私と一緒に行った。
今回は
どうなるんだろう…
どうするんだろう…
私の胸は、ギューっと苦しくなっていた。
私の課題ではない。
息子の課題。
とはいえ…
やっぱり息子が自然の家に行けなくなることが怖いんだな、わたし。
期待しているんだな、わたし。
怖いよね。
うん、怖い。
その時、息子の親友が相談室に遊びに来てくれた。
二人でいつもどおり遊んでいるときにチャイムが鳴った。
どうするんだろう…
すると、当たり前のように
「一緒にクラスにいこう」
と言う親友に連れられ、二人で相談室を出ていった。いつものように「ママも来て」と私を引き連れることもなく。
私は、今私と目があったら、息子は『やっぱり行かない』と言う気がして、窓から外を見ていた。
怖かった。
息子たちの声が聞こえなくなってから、ゆっくり後ろを振り向くと息子はいなくなっていた。
授業の途中に一人でタブレットを、取りに来た息子。
堂々としている。
「じゃね」
と出ていった。
そのまま、4限も戻ってこない。
そして給食も。
一人で相談室でお昼を食べていると、いつも対応してくれている先生が入ってきて…
「教室に見に行ったら姿が見えなくて焦りましたが、よく見たら給食着を着て給食当番をやっていました!」
と、教えてくれた。
給食が終わり、息子が相談室に戻ってきた。
よし帰ろう、と思ったら…
「明日の運動会準備行ってくる。ここに戻ってくるから、ここにいて」
と言い残し、また出ていった。
呆然とする私(笑)
息子は今日まで、運動会のことなど全く興味を示していなかったので、今日の午後の運動会準備のことなど頭になかった。
息子は準備から戻ると、
「あ〜喉乾いた!」
水筒一気飲み。
ひと仕事終えた男の表情。
その後担任の先生も来てくれた。
「すごいですよ!道徳3回も発言して良い意見たくさん出してくれたんです」
と。
明日の運動会、
行きたいなら行くよね。
息子は私に
「もう、いいよ」
って言っている気がする。
私がずーっと親に思ってきたように。
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