見出し画像

読書note No.53 寛容力のコツ 第1章 下園壮太

もっと、おおらかで、穏やかで、懐が深くて、ささいなことにいらっとしたり、傷ついたりしない、器の大きい人になれたらいいのに…。そんな思いを...。

蒲公英(たんぽぽ)カウンセラーの読書note No.
今日も読書ノート、開いていきますね🤗

2021/02/22   53日目
しばらく、下園壮太先生の本を読んでいきます。
今日から新しい本です。
また小分けでご紹介したします。第1弾です。

<1book>
寛容力のコツ
第1章 
下園壮太 
三笠書房 

<3point>
①もっと、おおらかで、穏やかで、懐が深くて、ささいなことにいらっとしたり、傷ついたりしない、器の大きい人になれたらいいのに…。そんな思いを抱いている人に向けて、話を進めたいと思います。人に寛容でありたい。そう思うのなら、自分にも寛容である必要があります。相手を許す前に、自分を許すことが大切なのです。寛容力を高めるためのコツは、ここにあります。

②寛容力がなくなると、こうなる
(怒りやイライラに対処せずに単に寛容力が低下すると、どんな不具合が起きるか)
a. とにかく疲れる。人を怒ったり、イライラしたりすると、エネルギーを消耗します。人の感情や心理状態について考えるときは、原始時代の、本能をむき出しにして生きていた人間をイメージすると分かりやすいと考えています。原始人が怒ったり、イライラしたりするのは、敵に襲われたり、あるいは「自分を襲ってくる敵はいないか」と神経をとがらせたりする時です。命の危機を意味しますから、大きなエネルギーを使います。
b. 周囲に敵を作る。人からの怒りも買いやすくなります。
c. 孤立する。周囲から協力や助けを得られない人は、人生がとても苦しくなっていきます。

③「我慢」をしすぎてはいませんか?
人にもっと寛容でありたい、と思った人が実践しがちなのは「我慢」ではないでしょうか。腹が立つ。けれども寛容でありたい。ならばここは我慢してぐっと飲み込む…と。
 我慢は素晴らしい対処法です。我慢をすれば無用なトラブルを避けることができます。だから大人は子供に我慢することの大切さを教えます。ところが、我慢には毒の部分もあるのです。なぜなら、我慢は「被害者意識」をどんどん増幅させ、あなたから「エネルギー」を奪っていくからです。我慢だけだと破綻しやすいのです。我慢の総量が少ない場合は、問題ありません。ところが、大きな怒りや、長引く怒りの場合、我慢の総量が増え過ぎてしまいます。我慢にはとても大きなエネルギーを使うので、結局、そのことに疲れはて、自分の怒りを制御できなくなりやすいのです。
 我慢以外にも様々な方法があります。はっきりがつんと物申すのも良いでしょう。きっぱり拒否するのも方策です。愚痴を吐き出すのも1つの手です。いずれにしても、とにかく自分の「我慢の総量を少なくする、ということを心がけるようにするのです。

<1episode>
「疲れ」と「経験」が人をイライラさせる
 自分の不寛容に悩む人は、「いつでも」「誰にでも」寛容でなければならないと暗黙のうちに考えていることが多いようです。でも、それははっきり言って不可能です。
 まず、「いつでも」寛容でなければならないということについて。自分がヘトヘトに疲れていたりすると、「どうしてそんなに不注意なんだ!」とはらわたが煮えくり帰る、というのはよくあることです。これは、単純に「疲れるとストレス耐性が落ちる」というメカニズムのためです。「疲労」は寛容力を下げる直接的な原因となります。
 次に、「誰にでも」寛容でなければならない、ということについて。これも非常に難しい。例えば、あなたの部下が何か大きなミスをして、あなたがその後始末に追いまくられた経験があったとします。そんなに、あなたに嫌な記憶を植え付けた人間と言うのは、あなたにとっての「要注意人物」となります。すると、そのミスをした部下が自分より早く退社しようとすると、途端にいらっとして、「ちゃんと仕事は終えたのか?」と、言いたくなります。
 このように、人は「いつでも」寛容であることも、「誰にでも」寛容であることも、難しいのです。このことを、よく理解することが大切です。
 
<1action>
 「我慢の総量」という考え方は納得です。「総量」で考えて、「堪忍袋の緒」を切ればいいのですね。でも、疲労や記憶に気をつけることをしても、できるだけ、キャパを大きくしたいと、ここでも私は思ってしまいます。本を読み進めます!

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

カウンセラーをやっております。お気軽にどうぞ☺️
https://peraichi.com/landing_pages/view/2020tanpopo/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?