見出し画像

会社員を辞めて起業する時に気付いたこと5選

こんにちは、田中怜也(たなかれいや)です。
今回は、会社員を辞めて起業する時に気付いたこと、知らなかったことを紹介させていただきます。

僕は2017年4月に社会人となり、これまでずっと会社員として働いてきました。
そして2022年4月から独立して株式会社の代表取締役をしています。

30歳が近くなり、やりたかったこととライフスタイルを考えた結果、起業した
方が良いという結論になったため、周りに起業家がたくさんいたり、士業者の知り合いがたくさんいた訳ではなく、起業してみて初めて気付いたことがたくさんありました。
※あくまで個人的な見解です

1. 自己資金で十分起業できる

起業するとなると、具体的にどんな費用がかかるかわからなかったのですが、
なんやかんやで、結構な資金が必要だと思っていました。

最近は「資金調達」とか「エンジェル投資」とかよく聞きますが、
出資比率に伴うトラブルや出資者の意向を反映させる必要があるなど、
外部資金に頼ることはそれなりのリスクも発生するので、
僕個人の考えとしては、できるだけ自己資金でスモールスタートした方が良いのかなと思っています。
今後は新規事業をやる際には最初から大きく出ることもあるかもしれませんが、
初めての起業ということもあって、なるべく石橋を叩いて渡りたい年頃です。

僕自身は株式会社を起こしましたが、かかった費用はザックリこんな感じでした。
  ・登録免許税   約150,000円
  ・定款認証手数料   約50,000円
  ・会社印鑑費     約20,000円
  ・謄本手数料       約2,000円
  ・その他       約10,000円
        合計:約232,000円

昔と違って資本金も1円から設定できるので、
意外とこれくらいの費用でも株式会社を設立できることに驚きました。
なので「社長だから偉い」ということは全く無いです笑

もちろん事業内容によって、多額の資金が必要になることもありますが、
単純に起業するだけであれば、自己資金で十分にできるかと思います。

2. 起業手続きは十分自力でできる

資金については株式会社の場合、ざっと20万円ちょっとですが、
手続きが大変そうなイメージが会社員時代はありました。
実際はどうかというと、大きく2ステップあります。
もちろん法人口座開設や雇用対応などもありますが、
大きくはたった2ステップだけです!

①公証役場で定款の認証を受ける

僕自身も起業を考えるまでは聞いたことも読み方も知らなかったのですが、
「定款」なるものが会社にはあります。
法人の目的・組織・活動・構成員などについて記録したもので、
設立の時に必ず作成して、公証役場という場所で認証を受ける必要があります。

「何を書けば良いのか」「どんな書類が必要なのか」は
「マネーフォワード」や「freee」などを使えば十分1人で準備できます。
公証役場には予約を取ってから向かい、公証人から認証を受ける形です。
僕の時は15分ほどで終了しました。

②法務局で登記書類を提出する

公証役場で定款が認証されると定款の謄本が渡されます。
その謄本やその他書類を準備し、法務局に登記申請します。
登記書類は複数ありますが、こちらも「マネーフォワード」や「freee」などを使えば、そこまで迷ったりわからなかったりすることは無かったです。

登記申請は法務局に行き、書類を提出することで終了となります。
特にその後承認の連絡があるわけではなく、特に書類不備などの問題がなければ登記完了となります。
登記申請日(=書類を提出しに行った日)が会社の設立日となります!

もちろん付随して準備する書類はいくつかありますが、
たった2ステップで会社を設立できるものなんだと僕は思いました。
ちなみに「freee」に僕はお世話になりました。

3. やっぱり売上を立てないと始まらん

法人口座も開設し、「よし、起業したぞ」となってまずやらなければならないことは売上を作ることです。
もちろんR&Dの領域などは異なる考え方があるかもしれませんが、売上があった上での利益なので、売上が確保できているまたは見込みのある状態でスタートすることは非常に重要だと思いました。

会社員時代は普通に働いていれば月末に自分の口座に入金されていくものですが、
会社を設立して独立すると「月末自動入金」が終わりを告げます。
何も動かなければ、口座残高が生活費でただ減っていくだけなので、お金の面のプレッシャーは増すかもしれません。従業員がいればプレッシャーは更に何倍にもなります。

何のための起業だとしても、キャッシュポイントをどこに置いて、どう売上を作るかはしっかり考えておかないといけないですね。

4. 決算・税金・社会保障あたりは難しい

会社員の時は確定申告が年末のビッグイベントとしてありましたが、起業するとああいうのが非常に増えます。
僕は会社員の時はかなりいい加減にやっていたので、結構苦労しています。
なんでこんなに煩雑でめんどくさいのかと何回も思うこともありますが、
ドラゴン桜で阿部寛が言っていた通りだな〜と思いながら最初は自分自身で
やりくりしていました。

苦労してでも一通り自分でやっておおよそを理解できたので、
今は僕の場合は効率を重視して士業の方々にお願いしている部分もあります。
依頼することで知らなかった知識や、より効率の良いやり方などたくさん教えてもらいました。

1人で正しくやり切るのは結構難しく、時間がかかることでもあるので、まずは構造やステップを理解した上で、上手くアウトソーシングするのが良いのかなと感じています。

5. 自分で時間・やることをコントロールできる

起業すると、売上があることが前提ですが、どんな事業をどれだけ誰とやるか、
全て自分で決めることができることは、精神的にめちゃくちゃ大きいです。

誰かに何かを決められて動いたりすることがあまり得意ではないので、
個人的にはこのメリットは大きかったです。最高です。
逆に0から自分で計画を立てて動いたり、
スケジューリングすることが苦手な人は向いていないかもしれません。

会社員が週に働く時間として、8時間×5日=40時間(+残業)だとして、
起業した今は、だいたい10時間×7日=70時間なので、働いている時間としては伸びていますが、かかるストレスは会社員時代の方が全然あった感覚です。

働き方改革と言って残業時間を減らそうという流れがありますが、
労働時間そのものが問題ではなく、どのように働くかがより重要だなと実感しています。

最後に

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました!
かなり大きな括りで起業して気付いたことを書きました。
今後、起業に関することも時々書いていこうかなと思っています。

皆さまの「スキ」や「フォロー」、こんなに嬉しいことはありません。
応援頂けるよう、頑張りますので、何卒よろしくお願い致します。

改めましてとはなりますが、Twitter(@reiyaPHOENIX)も始めました。
ぜひフォローお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?