見出し画像

第一志望に行くことより大事なことを、留学がきづかせてくれた。

嬉しいはずの入学式の傍ら、「どうしても行きたかった第一志望の大学に落ちてしまった。」「あんなに頑張ったのに努力が報われなかった。」などの思いを断ち切れず、モヤモヤを抱えている新入生の方も多いはずです。

そこで今回はインタビュー企画の第一弾として、”自分で選んだ道は正解にしたい”という強い意思を持って、大学生活を充実させてきた内田さんにお話しをお伺いしました。

内田泰歩(うちだ やすほ)
立命館大学 国際関係学部 国際関係学科の4年生。中・高とチアリーディングに励み、大学2年次の夏から1年間アメリカのノースカロライナ州に交換留学。帰国後は女子大生マーケティングのTrend Catch Projectに加わり、関西チームのリーダーとして活躍。Twitterやnoteでの発信も積極的に行っている。
自分を一言で表すと「好きなことにはまっすぐ!やると決めたらやる。」

選んだ道を正解にできるかは自分次第

ー人生のターニングポイントは一年間のアメリカ留学と仰っていましたが、具体的にどんな経験をしましたか?

結論から言うと、留学を通して「第一希望の大学に行けなくても良いじゃん」と思えるようになりました。
というのも、実はわたし大学受験の時に第一志望の大学に行けなくて。受検時はチアと留学ができることを軸に大学を選び、自分なりに頑張っていたのですが、合格が叶わず、当初は想像もしていなかった京都の大学に行くことになりました。

入学後は「留学に行く」という目標があったので勉強は頑張れていたのですが、自分で決めた進路とはいえ、正直もやもやした気持ちが拭えませんでした。

ー入学後に気持ちを切り替えられないと辛いですよね。

はい。でも、実際に留学を経験して帰国した時に「すっごい充実した一年だったな!」と心から思えて。ふとなんでだろうと考えたときに、”一個一個に全力で向き合ってたからだな“と気がついたのです。

留学生活の具体的な”何が”という訳ではないのですが、毎日振り返り日記を書いたりして、とにかく一日一日を全力で過ごしていました。

画像2

ー留学中の日々の経験全てが積み重なって充実感が得られたのですね。

そうです。留学の経験も、きっとほかの大学に行っていたら全然違うものになっていたし、トライアウトの時期がずれて入部できなかったチアに参加していたら、それはそれで夢中になっていたはず。

でも、チアをやらなくても毎日は充実させることができた。そのときに、「第一志望の大学で留学とチアをするのが一番ベストな道と思っていたけれど、それだけが正解じゃない。選んだ道を正解にできるかは自分次第だ。」と気がついたのです。

この経験から、今の大学に行った自分を素直に受け入れることができるようになりました。

画像1

ーきっと、内田さんと同じように第一志望に行けず、もやもやしている学生は沢山います。どのような心構えで大学生活を送るべきでしょうか。

日本における大学受験は重く感じますし、もやもやする気持ちはとても分かります。気持ちを引きずってしまうことは仕方ないことです。でも、その中でも「この大学に行くことが運命だったんだな」と思える行動を起こすべきだと思います。最初は失敗しても、やり切れたら何かしら得るものはあります。

自分の大学をFランだと下げている学生も、きっと大学受験をした時はとても頑張ったはずなんです。自分のことを下げてばかりいても、その悔しさをバネにして巻き返さないと成長はできない。だから、大学受験を頑張った自分を認めて、次のステップに進んでほしいです。

SNSで自己発信をするコツ

ー力強いアドバイスになりそうです。内田さんはTwitterやnoteでの発信も継続して行われていますが、始めたキッカケなどはありますか?

はい。チアのときに技のコツを上手く言語化して後輩に伝えることができず、その経験から語彙力を向上させるために、自分の考えていることを言語化するようになりました。チアノートや日記を書いたり、もともと書くのは好きでしたね。

ほかには、Trend Catch Projectで個人の発信力をつけることが推奨されたり、留学中に自分の意見を言うのが大事だと思ったからです。留学の経験を書いていると、当時の自分の熱量を薄れさせないこともできますし。

ー書き残しておくと「あの時、自分こんなこと考えてたんだ」と良い気付きになりますよね。発信する際のコツなどはありますか?

「自分が一番の読者」だと思っています。たまに見てもらって、”何かいいこと言ってるな”と誰かが思ってくれるだけで十分なんです。SNSを見ていると、バズを狙っているコンテンツなどがあるのですが、個人的に狙ってしまうとつまらないと感じてしまうので、特に何も意識せず単純に楽しんでいます。

また、SNSでフッ軽アピールをしているとイベントに誘われることも多く、誘われたらとりあえず参加して自分なりに消化するようにしています。基本的に学生に優しいイベントばかりなので、参加して損はしないと思います。

後輩へメッセージ✉️

ー最後に、これから大学生活を充実させたいと思っている後輩にメッセージをください。

「経験の後の行動が大事」ということを伝えたいです。留学や長期インターンなどの肩書きでまとめると凄い経験をした、という風に周りに捉えられがちですが、逆に中身が伴わないと自分の首をしめることになると思います。

例えば、留学に行くとしたら楽しい思い出と英語力で終わらないように、自分なりにフィードバックして次の行動に移した方がいいです。留学は簡単に経験できることではないですし、投資分をなんらかの形にして返すことが大切だと思います。もし留学に行ったという事実がほしいだけだったら、ほかのことにエネルギーを使った方が有益です。

また、大学生活で何か一つ目標を立て、その目標に対して行動した後に、振り返って経験を言語化できるようになることが大切ではないでしょうか。

reiuniが良いと思ったら、ぜひサポートをお願いいたします!🌿いただいたサポートは取材の交通費や場所代に役立てます。