愛されていたのは
あなたのことを愛しています。
それは浮気をした貴女に別れの手紙を渡した今でも変わりません。
ただただ君を愛していました。
涙が頬を伝うことなんて、気づくこともなく。
君の過去はあまりにも綺麗で、
自分と取って付けたような友人を守るために人を本気で殴ることを覚えた私なんて
消えてなくなるべきだったんです。
でも嘘は十八番だった。
君を、私を、幸せにするためになら
私はピエロにでも何でもなった。
幸せだった。
でも演じすぎた。
君が知らない男の所へ行ってから気づいた。
私は、愛されていなかった。
それはこの2年間ずっと。
愛されていたのはピエロの私で、
本当の私は貴女には不要な存在でした。
愛しています。
これは、この気持ちだけは虚言なんかではありません。
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