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リゼ・ヘルエスタ第二皇女のすさまじい努力を味わってみるための法学と時事資料まとめ

・前書き

いつの放送だったか正確には忘れたけれども(『MOTHER』配信だったかな?)、リゼ様の放送を見ている時に、すらすらと条文が出てきて、それがしかも最近改正のものだったりしたので、食っていたプリンを取り落としたことがあります。

まてまてまてまて。それはガチのマジでジャンプ漫画の修行回10回分積んだ後の人しかできないことですやん。精神と時の部屋通って来てらっしゃいますやん…。

というわけで、今回の記事では「事件や事故を見た時に、さっと最新の法改正も踏まえて瞬時に解釈を思いつける」レベルになるために、必要と思われる文献を、固めてみました。この記事、どう書けばいいのかわからずアイデア出しから三ヶ月かかってしまいました…。結果、解釈は少なく、重要な情報を乗せるリンク集の形にしました。私自身の勉強次第でリンクや解説もつくかもしれません。リンク集でもそれなりの分量になるところに、(勝手に)リゼ様の凄みを感じてます。(ヘルエスタ・オーラ)

まずはわかりやすい、法律の文化を知りたい場合は★マークの部分にある法律に関する映画や小説を見て見ることをおススメします。

基本的に現代社会に関するものであれば法律が絡まない事項はありません。この記事が、困った時の助け舟になれば…と差し出がましいながら思っております。

There is little that can withstand a man who can conquer himself.                   ——自分自身に打ち勝つことができる人に抗うことができる人はほとんどいない                  Louis XIV 太陽王ルイ14世

・時事


日経新聞

日経新聞は1876年創刊の中外物価新報をはじめとする、日本の経済紙。各界の企業の著名人をインタビューする「私の履歴書」といった名物企画を始め、株式や経済ニュースを知るなら、まずこの新聞を読むと、全てを把握できると言われます。近年はネット事業にも力を入れています。

「新聞」と聞くと、古くて難しいかつ、重たい話が多いと感じる人がいるだろう。そこで個人的なおすすめは「文化面・スポーツ面から読み始める」「写真から入る」「自分の興味関心のある記事を検索する」の三つです。文化やスポーツであっても、金銭面でトレードが起きるなど、社会を知ることのできる事象は多いです。

新聞の良さ(特に紙媒体)は「自分が興味がない分野でも一度は目に通す」雑誌性・偶然性にあります。是非、知らない分野でも見出しだけでも目を通してみてください。何か新しい発見があるかもしれません。

バーチャルユーチューバーについてもしっかり記事になっています

日経新聞写真部は、見ていて楽しい写真も投稿している

『現代用語の基礎知識』

『現代用語の基礎知識』は、現代人として必要とされる用語が詰まった自由国民社より11月頃に出版される事典・用語集です。去年はついにバーチャルユーチューバー(Vtuber)の欄が誕生しました。是非その目でお確かめください。

現代用語の基礎知識は、一年のまとめに今年は何があったか確認するために、そして話題のネタを仕入れるために読むとよいとのことです。また流行語大賞の欄が必ずあるので、「最新の流行は当然の把握」ができます。

・法学

・法学を語る難しさと、法務との違い

何度も言うように、法学の面白さは、最初からはなっかなかわからないものだ。それがわかり始めるのには、だいぶ時間がかかる。たとえて言えば抹茶やコーヒーと同じさ。美味しい抹茶やコーヒーには「甘み」や「まろやかさ」がある。でもその味は「苦味」や「酸味」のうちにある。あとのほうの味が強いから、抹茶やコーヒーを飲みなれない子どもには、たぶんその味わいがわからない。でも大人には精妙で芳醇な美味しさがよくわかる。       青木人志『法律の学び方 ーーシッシー&ワッシーと開く法学の扉』  (P19) 

法学について語ることは、非常に困難を伴います。まず、条文の探し方、その読み方、判例に基づいた解釈の歴史…と一つ一つの文章に対して慎重に接する必要があるからです。その一方で、「法学は文脈が多くて触れない」というのでは、法律について市井の人は何も語れなくなってしまいます。

そこでこの記事では、学問である法学については専門書を置くにとどめ、実際に社会の中で使われる「法務」をクローズアップします。

法学は、基本姿勢として「情報は自分で見つける」「解釈は論理的に」というのが鉄則になっています。どうか、皆様の好奇心を持って調べてみてください。

ここに示したリンク先は、専門家の推薦する本を集めたものになります。リゼさんは少なからず、こうした一見地味な、でも丹念で本当に大事な勉強をどこかでされていたのだと思います。

・法学の初心者向け専門書

勉学の鉄則として、最初は「子どもむけの本」を読むのが良いとされています。特にこの一冊目のこども六法は、「いじめ」を法律の方向から扱うことで、法律について現実の問題として考えさせてくれます。

また引用した青木人志『法律の学び方』は、動物二匹と青木先生の対話形式で、ぱっと見ではわからない法律解釈の考え方を、つらい所、楽しい所どちらも教えてくれます。

・六法全書

六法全書は、毎年更新される主要な法律を網羅した書籍。ポケット版もあります。法学部生必携。ただし、近年ではデジタル化が進んでいるとも聞きます。

・条文、判例の読み方

・自分で判例を探すために(リーガル・リサーチ)

(東北大学による、インターネット上の法令検索リンク一覧)

リーガル・リサーチとは、法令に関する情報を集める調査のこと。方法論や考え方については、上記『リーガル・リサーチ』が最も総合的に集めてあります。

・多様な法学分野

法学には多様な分野が存在していますが、それをすべて紹介するのは私の手に余ります。そこで、入門書などで紹介されていた本の目次を並べておきます。

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[第1部]基盤的科目ーーすべての法学徒の必修科目
第1章 憲法:南野 森
第2章 民法:原田昌和
第3章 刑法:和田俊憲
第4章 国際法:森 肇志

[第2部]実践的科目ーー現実社会の中心的な法領域
第5章 行政法:興津征雄
第6章 労働法:大内伸哉
第7章 社会保障法:永野仁美
第8章 商法:得津 晶
第9章 民事訴訟法:垣内秀介
第10章 刑事訴訟法:緑 大輔
第11章 少年法:武内謙治

[第3部]複眼的科目ーー法の見方を広げ、法の思考を深める
第12章 法哲学:安藤 馨
第13章 法社会学:飯田 高
第14章 フランス法:齋藤哲志
第15章 英米法:溜箭将之

[第4部]先端的科目ーー実務と直結するエキスパートの世界
第16章 倒産法:水元宏典
第17章 租税法:神山弘行
第18章 経済法:大久保直樹
第19章 知的財産法:小島 立
第20章 環境法:島村 健
第21章 国際私法:横溝 大
第22章 情報法:成原 慧

[コラム]海外留学よもやま話
1 ドイツ:青竹美佳
2 フランス:大澤 彩
3 アメリカ:池田 悠
4 イギリス:岩切大地

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この本自体を買うのもありです。そしてこの目次から検索して、どんな法律があるのかざっくりと見て見るのもよさそうです。


(東京大学の法学部の必読書リスト)

大学のリストを見ると、法哲学系によっていることがわかると思います。


法務・総務

クラウド会計ソフトfreeeのホームページには、「会計」「請求書」「人事労務」「会社設立」「創業融資」「確定申告」「青色申告」「白色申告」「開業」「副業」「ERP」「経営管理」「クレジットカード」「資金繰り改善」「NPO法人」「会計事務所運営」「プロジェクト管理」「受発注」の基礎知識が、わかりやすく解説されています。この記事ひとつで、どんな会社にもいらっしゃる総務担当の方が何をしているかの大枠がつかめます。

・士業

「士」と名前の付く、主に法律を担当する専門資格が存在します。この教科書を買えば、その部門に関する最新の知識を確実に得ることができます。

弁護士


弁理士

「弁理士」は特許やアイデア、商標に関する資格です。

司法書士

行政書士

税理士

社会保険労務士(社労士)

土地家屋調査士

海事代理士

中小企業診断士

不動産鑑定士

★★★『法のデザイン』 ーー法律とイノベーション、リーガルデザインの思想

創造とイノベーション。これらはいずれも私たちの文化や経済において欠かせないものであることは今日自明である。                           以前は、分野やビジネスごとにその数だけ違うルールが存在していた。農業、漁業、林業、自動車、出版、音楽、テレビ、映画、ゲーム……それぞれの分野ごとに違うルールで動いていた。しかし、インターネットが普及した社会では、すべてがネットワークでつながり、境界が融解し、これまで分野ごとに存在していたルールが昨日しなくなり、新しいルールが求められている。たとえば音楽の分野では、音楽家はライブで宣伝して、レコードで儲けるというビジネスモデルだったが、無料で聞くことができる音楽が増え、定額制のサブスクリプション・サービスというものが生まれた。そして、テレビや映画、そしてそのほかの分野においても同じような動きが起きている。(中略)私たちは、法という社会のOS(Operation System)を更新する必要がある。それは同時に、私たちのマインドセットも更新しなくてはならないことを意味する。(中略)                                     私は、私たちが生きているこの社会が創造性とイノベーションがよりサステナブル(持続可能な)に生まれてくる、より豊かな社会であってほしいと願っている。大仰な「創造性」だけではなく、微細な創造的な行為の積み重ねにより、イノベーションが生まれうる。特にインターネットにおいては、世界中に分散した「野生のクリエイター」が微細な創造性を発揮する。このような果てに私たちの文化の熟成、そして「発酵」があるのではないか。創造性やイノベーションの源泉であるコモンズは、このような「野生のクリエイター」による微細の創造的行為の積み重ねにこそ活きる。                            水野祐「第一部のおわりに 法という社会のOSを更新するために」『法のデザイン』

この本は、新しい分野を探求する者の宿命として賛否ありますが、少なくともクリエイターの方なら、持っていて絶対損がないと思います。この後、著者の水野さんは「ゲーム実況」「MOD」「初音ミク」「二次創作」「ファッション」「アーカイブ」と言った、インターネットの文化と親和性の高い用語に対して、現在の法律とシステムの状況、どこに法的な論点があるかを書いてあります。この本は、通常は「人を縛るもの」として見られがちな法律やその知識を「社会をよりよくするために使う」ものとして見ています。

にじさんじのクリエイターさんや運営さんならば、この本から法律に興味を持つのが正攻法かな…と思います。

AIについても、法律分野で多く議論がされています。

・法知識のアップデート(法務編)

法務については、この二つのサイトが特に詳しい。

・海外の法学・法務

ここがいまだに良い本に出会っていないのですが、当然海外の法律についても調べることができます。

★法律に関する映画/ドラマ

・洋画、映画を紹介する本たち



★法律を元にした本

宮部みゆき/リーガル・サスペンスの旗手

伊坂幸太郎

乃南アサ

・回想録

・裁判傍聴マニア本

おまけ にじさんじ vs 確定申告

にじさんじライバーというより、Vtuber全体で確定申告の時期は地獄を見ている模様。なんとか乗り切ってほしい…!


このまとめを作る際、特に参考にした本



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