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多様な美のあり方を考える「mirrors」、新たな決意で伝えたいこと

REINGが毎月末に開催しているmirrorsをご存知ですか?5月30日(土)の「#04 ピンクはいったい誰のもの?」も開催間近となりました。今回はピンクという色をテーマに、そんなピンクに対するコンプレックスやバイアスをディスカッションで語り合って、その上で「じゃあどうやってピンクをメイクやビューティーで楽しもうか?」をレクチャーを含めて考えていきます。(詳細はこの記事の後半で!)

実は、これまでのmirrorsとは少し趣旨の異なる今回の企画。半年間の活動を経て、私たちがmirrorsを通してビューティーで考えていきたいことがクリアになってきたことが影響しています。今日はその学びと決意を皆さんにお伝えできたらと思います。

💎mirrorsとは?
性別や年齢や<べき>論にとらわれず、メイクや美容を楽しみたいと感じる人たちで集まって、気兼ねなくそれぞれの「ありたい自分」を共有してもらうビューティークラブ。多様な美のあり方を共に考え、「美しさ」の答えを他人ではなく、鏡に写った自分の中に見つけられるよう。自分の美しさや個性に自信を持てるよう。密に楽しく!美しい世界を広げていくことを目指しています。Beautiful in our mirror, beautiful in all mirrors.

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多くのスキンケア・コスメブランドで、性別を問わないコミュニケーションが当たり前になってきたり、日本でも10代〜20代を中心に、男性が美容系アイテムを持っていることは"普通"となりつつあります。

しかし、まだまだ「美容は女性のもの」というイメージも根強く、プロダクトは「男性向け / 女性向け」と分けられていることが多い。男性が美容を楽しむ選択肢や売り場が限られていたり、一方の女性も美容の知識において「今更聞けない」ことやトレンドやコンプレックスにまつわる情報過多に迫られて自分なりの美しさをなかなか見出せないという悩みを抱えていたりします。

そんな自分の悩みや、それぞれが持つ美のあり方をリアルに持ち寄り語り合う場があったとしたら。個々が持つ美の概念は広がり、多様な美が受け入れられる世界に向かって、少しずつ動き始めるかもしれない。そんな思いを持ったメンバーが中心となって、mirrorsは始動しました。これまで3回に渡り「男女関係なく美容を楽しもう」を具現化すべく、ベーシックスキンケア, カラーメイク, デトックスマッサージなどのテーマで体験をメインにした企画をお届けしてきました。国内外のジェンダーフレンドリーなビューティーブランドにも多数ご協力をいただき、アイテムの試供やサンプリングを通して、アイテムやブランドを知る機会を作って来ました。

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※本来は、都内にあるコミュニティスペース「REING Living」にて開催を予定していましたが、現在新型コロナウイルスの影響もあって、#03以降はオンラインでの開催をメインにしています。

しかしながら、mirrorsに参加してもその日1日だけ自分を解放できる程度では意味がない。「人は皆、美しい。どんな性別、姿形、美の基準でも良い。顔も形も、違って当たり前。」そう思えるようになるには時間も思考も必要。そこで、メイクの楽しさや高揚感は大切にしながらも、これまで以上にmirrorsが提供していくべきことは「ジェンダーバイアスがもたらす固定概念や他者の目線を気にするコンプレックスを語り合い、ビューティーをきっかけにそれらを解放できるんだ」というその人のマインドに長期に影響する体験と場なのではないか、という仮説に行き着きました。

トレンドやテクニックを学ぶなら専門のスクールやオンラインサロンもありますし、情報収集ならSNSの口コミやユーザーレビューサイトもあります。でも、毎日の中で自分に対して感じるちょっとの閉塞感やちょっとの違和感を自分の言葉で共有し、「美しさとは何か」を共に向き合い考えていける場にmirorrsを使って欲しい。これからのmirrorsでは、もっと対話を重視していきます。一人ひとりが考えていることや感じたことをシェアし、お互いの言葉を交わし合うことで、個々の存在を尊重し合うということ・多様な美を受け入れるという価値観に繋げていきます。

mirrorsがそんな居場所になることが、多様な美のあり方を認め合える社会になる第一歩であり、そんな居場所を"みんなで"作っていきたいと思っています。どうやったらビューティーにおける自分自身の壁、性別の壁、ルッキズムの壁を超えていけるのか。様々なテーマを通してメンバー間で意見交換をしながら、そしてその日から取り入れられるレクチャーを通しながら、見つけていけるように。ぜひ仲間になってもらえたら嬉しいです。

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とはいえ!あまり難しく考えず、ビューティーのTIPSで気持ちを高めて、楽しみながら深めながら、モチベーションを上げていきましょう!

5月30日(土)のテーマは「#04 ピンクはいったい誰のもの?」(※オンライン開催)
ピンクという色の持つ「可愛い」や「モテる」というイメージは、そこから転じ女性らしさを象徴するカラーのように思われがちです。ただ、女性でもピンクが苦手、と思う人もいる。男性でもピンクを纏ってみたい、と思う人もいる。でもそれってなんでだろう?

今回のmirrorsでは、そんなピンクに対するコンプレックスやバイアスを語り合って、その上で「じゃあどうやってピンクをメイクやビューティーで楽しもうか?」をレクチャーを含めて考えていきます。「同じピンクでこんな違うんだ!」というような発見を狙って、コンプレックスや色に対する固定観念をイメージをひっくり返す多様なピンクメイクを紹介します。

学生さん向けに500円チケットも用意してあるので、もし興味があったらぜひご参加くださいね!性別・年齢問いません。パートナーやお友達との参加も大歓迎です!では当日、お会いできるのを楽しみにしています。


Writer:Yuri Abo(@abozon_jp
Key Visual Designer:Ryunosuke Nishimura(@1108_ryu


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