目先の利益より大切な事 (133日目)
こんにちは、数年ぶりに花粉症に悩まされそうで萎えまくっていますれいなです。(スギ花粉症なのですがアメリカにはスギ無かったので3年ほど花粉症というものから逃れておりました。)
今日は、『目先の利益より大切な事』というテーマで書いていきたいと思います。
経済学では人は完全に合理的な判断を行う生き物と仮定されているのに対し、行動経済学では人は時に感情的で非合理な判断をすると仮定されています。
理想は経済学的な合理的判断の元に生きる事ですが、私たち人間はめっちゃ感情的で非合理な判断をしまくってます。
現金をプレゼントされるとします。
今すぐ受け取るなら1万円、1年後受け取るなら2万円貰えると言われると多くの人が今すぐ貰える1万円を選びます。
金利や利息を含めて計算すると、1年後に2万円貰った方が全然お得なのに!
もっと身近な話で言うとダイエットとかも目先の利益を優先してしまって失敗って話聞きますよね。数ヶ月我慢すれば夏に水着を自信持って着れるのに、友人からスイーツを食べに行くお誘いに負ける。
意外と人間は、近い将来のことに関しては賢く判断する事ができず、「すぐに得られる満足」を求めちゃったりします。
これが、地道な努力が苦手で辛いと感じる理由です。将来的には大きなリターンがある可能性があるけど近い将来で考えればなんでこんな事やってんだろ?ってなる。
そして、やっぱこっちの方が自分向いてるかも!的な感じで良い理由を自分で作って直ぐに快感が得れそうな選択肢に変更する。
人間なら誰しも経験があると思います。
しかし、目先の利益ばかりに囚われていては最終的に大きな事を成し遂げるのは難しくなります。
満足という名の花を咲かせるのを急げば、根っこや幹は充分に育ちません。
大木には必ず巨大な根っこが存在します。地には出てない、目には見えてないけど張ってきた大きな根っこが太い幹を作り、大量の花を咲かせます。
誰からも見られないとしても、『いつか』輝く為にコツコツと積み上げる事の大切さを、自然は教えてくれてるのかも。
私はSNSで言うフォローとフォロワーもこの話に通ずるところがあるのではないかと思います。
フォロワーが増えるのって嬉しいですよね。
フォロワーが多い=認知度がある、有名、すごいって考えが当たり前なのでみんなフォロワーを増やしたがります。
1番簡単なフォロワーの増やし方は、
ランダムに大量の人を「フォロー」することです。(フォロワーを買うというのはチートなんで抜きます)
沢山の人をフォローすると、相手はフォローをしてくれたお返しに自分にフォローを返してくれる事があります。
でも、目先の利益ばかりに囚われてフォロワーを増やしたいが為にフォローをしまくると、
フォロワーの数の何倍もフォローの数が多い状態になります。
2000人のフォロワーがいるけど
フォロー数は6000人みたいな。
これって見た目良くないですよね。
このプロフィール欄を見た時に無意識に人は「とにかくフォローしてるからフォロワーが多いだけで発信の質は良くないのかも」と感じます。
発信者自身も、フォローをどんどんされるとすごい気持ち良くなりますが、だからこそ質を高めようとかをあまり意識しなくなります。
逆に、
2000人のフォロワーがいてフォロー数が100とかだと、2000人のフォロワーは発信内容を見て面白い、これからも見ていきたい!と思ったからフォローしたんだなと考えてこの発信者を見つけた人はより興味が湧きます。
フォローというgiveを与えずに相手からフォローされる為には価値のある内容を提供するというgiveを代わりにしないといけません。
フォローではなく発信の質でフォローしてもらうのを待つ。これはとても難しいしもどかしいことです。
だって目先のフォロワーを増やすのならフォローしまくれば良いんですもん。
でも、有名人や著名人、面白い内容を発信して自分がフォローしている人ってフォロワーは多いけどフォローしている人数決まって少なくないですか?
その人達はコツコツと努力して発信して、少しずつ認知を獲得していったんです。
目先の利益ばかりに囚われていては、最終的に大きなことに繋がる可能性は減ります。頭でっかちの木は一定までいくと成長が止まります。根っこと幹というベースがしっかりしていないので。
逆に、たとえ目に見えないくらいの速度だとしてもコツコツと積み重ねた努力をしていけばいつか巨大な根っこと幹の上に満開の花が咲きます。
あなたは、早く小さな花を咲かせたいですか?
それとも、時間がかかってでも大きな沢山の花を咲かせたいですか?
目先の利益よりも大切なこと、
それは将来の自分を幸せにすることです。
今日、みなとみらいを夜に歩いていたらホテルの壁一面を使って2/14という文字を創り出していることに気付きました。
告知するわけでもなく、大々的に発信するわけでもなく、ただ、動く歩道の上でケータイを眺めずに夜景を眺めた人への粋なプレゼント。
「アパホテル」沁みます。笑
こんな風に、他の人には気づかない喜びに気づく時があるから、ぼーっと外や景色を眺める「余白」が好きなんです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!