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彼の記憶のアトランティス・その1

アトランティスと言えば古代にあった文明ですよね。私のツインレイがアトランティス生まれなので、よく話題になります。

今日は彼の記憶を聞きながらちょっとアトランティスの話してみようかなと思いますよ。

彼が生まれたのはアトランティスの歴史の中でも、割と後期かなと思います。そもそも人の寿命が今とは違った為、後期と言っても滅ぶまでには1000年程は時間があったと思うのですが・・・

彼は宇宙竜とレムリアを降ろしたアトランティス人のハーフです。レムリア人を降ろしたという事については他記事で語りたいところです。

彼が産まれた時代、他人種(または宇宙人や精霊といった色んなもの)の性質を取り込んだアトランティス人を造る事が盛んでした。そういう子供はその時代沢山居て、彼もそのひとりでした。

ことレムリアの性質を取り込んだ子たちは、想像力をエネルギーに変換するのが得意で、幼いうちからそういった仕事をしていました。「人間が実は脳だけになってポッドに入れられてエネルギー供給に使われている・・・」なんて映画がありましたが、そんなようなものです。

子供たちは「お仕事なので!」と自ら進んで仕事します。親と離されたりすることはありますが、環境的には優遇されていたようです。

想像したものを物質化して取り出してしまう子も居て、時にそれは脅威になりました。怒ったら銃でも戦車でも物質化するわけです。(その子にその知識があればですが)

過去そういうこともあったようで、故に子供たちは手厚く保護されていたのかもしれません。ご機嫌を損ねれば大変なことになったでしょう。

お仕事は水(と言っても息が出来るなんらかの液体)の中で瞑想してエネルギーを供給します。異常が起きれば対応できるように外から見えるようになっていますので、透明な水槽に入っているような感じです。水族館のような雰囲気。

他の子供はどうしていたのかわかりませんが、彼は週に1度ぐらいのペースで白い部屋の水槽で眠っていたようです。(彼の記憶で見渡しても他の子が見えない、個室なのでしょう)

基本的には幸福な人生を約束されている子供たち。成長すれば自由に学び、大人になると重要な役職に就くこともありました。

彼はちょっと別の人生を歩んでしまったので、その施設とは5年程で別れを告げます。5歳で18歳ぐらいの肉体をしていた彼ですが、その頃からエネルギー供給でなく、エネルギー体との通信や魂の交換など、少し特殊な仕事をし始めました。

緑の珪藻土のような材質で造られた広い部屋が彼の仕事場、天井には大きなペリドットのような石がはめられています。彼は膨大な情報にアクセスすることが出来、物質である肉体の情報さえ書き換える事が出来ました。それは大変便利ですが恐ろしいことでもあるので、権力者は彼を囲っていたわけです。

同時に彼の遺伝子を受け継ぐ子を作る為に、彼には大奥のようなものがあって、子供を作るというのも彼の大切な仕事でした。これも彼は「お仕事なので普通の事」と思って居たのですが、とある事件から「当たり前じゃない、したくない」と気付いてしまいます。

彼は12歳を過ぎる頃、その場所から脱出し、200年程留守します(アトランティス人の平均寿命はわかりませんが、結果彼は756歳まで生きました)

200年後、帰還したころのアトランティスと言えば、彼が居た頃よりも異星人との交流が進み、文明も進歩していました。例えば、彼が小さい頃持っていた異能とされていた肉体の取り換えなども出来るようになっていました。(傷んだ肉体から、魂を新しい肉体に入れられるなど)

心身共に大人になった彼は、自分の神殿を建ててそこで暮らします。物質の解体や再構築、転送、等々、科学のような魔術のようなことを研究していました。それを学びたいという人は沢山居て、弟子も沢山居ましたが、一部は継承しきれずに亡くなってしまったりも。

多大な情報量である為、それを授業のようなもので伝えるのではなく、テレパシーのようなもので、脳に焼くのです。耐えられなければ脳や臓器が破損してしまいます。魂が破損、というかパンクしてしまうこともありました。これを説明しようとするとまた長い話になるので割愛です。

肉体を入れ替えれば良かったのでは、とも思いますが、それは一部の人間が出来る事でした。まず新しい肉体を用意しなければならないので、大変資金がかかるのです。権力者や研究者にはスペアが用意されていましたが、一般人に普及はされていませんでした。

この頃のアトランティスには格差がかなり生じていたように思います。彼がまず「一般人」ではないので、その辺の事情には疎いかもしれませんが。

彼の神殿に来るのは権力者や富裕層や研究者や軍人、あとは彼を暗殺しようと目論む何者かぐらいです。

その神殿は地下に伸びており、地上の入り口は小さなものでした。逆ピラミッド型になっていて、半分は「科学研究所」のような風体。もう半分は「魔法使いの城」のような雰囲気で構成されています。

神殿上部では表向きの「空間移動・エネルギー転移・記憶と情報と魂」などの研究、活動が行われ、学校といった感じ。

神殿下部では裏の研究「性魔術・エネルギー増幅・精神ウイルス・血による魂の固着」などかなり黒いことを行っていました。しかし彼なりに「幸福」を考えていたところもあります。(勿論どす黒い事も考えていましたけれど)

寿命も長く肉体も取り換えられる。この時代アトランティスには「富裕層」はあっても「貧民」は居ませんでした。格差はありましたが、なんというか衣食住に「困る人」は居なかったのですね。一定の生活水準を満たしていました。

「もっと幸せを!もっともっともっと!」ってなったら、「幸せとは」となって来たのがこの辺りだったのでしょうか。本人のモチベーション次第では永遠に生きることも可能になってきた時、彼の裏研究所に訪れる人が増えて来ました。

その結果、彼はアトランティスの上層部に目を付けられて捕らえられてしまうのですが。そこは牢屋というには少し雰囲気が違って、白い箱というのでしょうか。白い部屋に金属で造られた包帯のようなもので拘束されている彼は、悪人というより、綺麗な標本みたいです。

しばらくは囚われていて、色々な人が面会に来ました。ぴったりした服の上にローブ、といった服装が多かったでしょうか。偉い人はローブ着てるイメージ。このローブ、金属を繊維にして編まれていたりします。薄く美しい程高額です。

彼の処分は、追放となりました。海に追放されたのですが、彼は自分の情報を書き換えたのか海でも息できるしふやけない(笑)ので、元気に楽しく過ごしました。

アトランティス周辺には人魚の群れが訪れることがあり、その群れと100年程過ごしたようですよ。

以上、ざっと彼の記憶で見たアトランティスでした。まだまだ書ける事がありそうなので、それはまた次回で。

今回はこの辺でおしまい。


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